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2008 年06 月07 日

証券化商品に係る用語

<平成20年1月学科基礎編問20>(正答2)

1 オリジネーターとは、証券化の対象となる資産をもともと所有していたものをいいます。【○】

2 サービサーとは、特定金銭債権の回収を専門に行う業者のことです。特定金銭債権の処理を促進するため、弁護士のみに認められていた債権回収業について、弁護士法の例外として債権回収会社が業として特定金銭債権の管理及び回収を行うことができるようにしたものです。平成11年に「債権管理回収業に関する特別措置法(通称:サービサー法)」 が施行され、法務大臣による許可制をとることによって民間業者に解禁されました。【×】

3 アセットバック証券(ABS)は、「資産担保証券」とも呼ばれ、企業が保有する債権や不動産などの資産(Asset)に対する貸付債権を担保として発行される有価証券です。日本では、平成10年に旧証券取引法(現金融商品取引法)上の有価証券として認められました。これにより、企業は、従来の信用力や収益力の裏付けによる資金調達だけでなく、所有する不動産や債権など資産の信用力やキャッシュフローを裏付けにして、債券等を発行して、資金調達することが可能となりました。狭義には、
・ABS(Asset Backed Securities):自動車ローンやクレジット債権などを担保として発行
・MBS(Mortgage Backed Securities):住宅ローンを担保として発行
・CMBS(Commercial Mortgage Backed Securities):商業用不動産ローンを担保として発行
などがあります。【○】

4 そのとおり。【○】

以上、正解はAです。

投稿者:ふみ
at 19 :58| FP1級過去問H20.1月学科午前 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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