2008 年06 月08 日
ポートフォリオのリスク
<平成20年1月学科基礎編問23>(正答4)金融の世界でのリスクとは、不確実な度合いを意味し、通常、収益の散らばり具合を指します。この期待収益率からのばらつき具合を定量的に表したものが「分散」または「標準偏差」です。分散とは、各生起シナリオにおける予想収益率と期待収益率の差の2乗に各シナリオの発生確率をかけたものの合計で表されます。期待収益率とは、各シナリオの生起確率に応じて加重平均した収益率をいいます。そして、ポートフォリオのリスク(標準偏差)は、分散の平方根で求められます。数式で書くと次のとおりとなります。
標準偏差=√{Σ(発生確率×(予想収益率−期待収益率)^2)}=√(分散)
期待収益率=20%×0.25 +(-4%)×0.75=5−3=2%
分散=(0.25×(20-2)^2)+(0.75×(-4-2)^2)
=0.25×324+0.75×36=108
標準偏差=√108=10.39
以上、正解はCです。
投稿者:ふみ
at 09 :33| FP1級過去問H20.1月学科午前
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