<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2008 年07 月19 日

企業年金・個人年金等@

1級FP試験学科基礎編予想問題
【A ライフプランニングと資金計画】
6 企業年金・個人年金等@

<問題>
問71 厚生年金基金は、老齢厚生年金の一部を代行しているが、万が一基金が解散する場合には、最低責任準備金を企業年金連合会へ引継ぎ、以後の年金給付は企業年金連合会から行われる。

問72 厚生年金基金加入者が中途脱退により資格喪失した場合に、脱退一時金を受給するか、脱退一時金相当額を企業年金連合会へ移換して将来通算企業年金として受給するかを選択することができ、基本年金に相当する基本部分についても、同様に選択できる。

問73 厚生年金基金が代行返上によって移行する場合の形態としては、確定給付企業年金(基金型および規約型)と確定拠出型年金(企業型)がある。

問74 確定給付企業年金(基金型および規約型)では、国に代わって老齢厚生年金の報酬比例部分の一部とこれを上回る独自の上乗せ部分を合わせた年金給付をしている。

問75 確定給付企業年金の中途脱退者の脱退一時金相当額は、脱退一時金として受給するほか、本人の申出により企業年金連合会へ移換することが可能であるが、終了制度加入者等の残余財産は、残余財産分配金として本人受給できるのみである。


<解答>
問71【
問72【×
問73【×
問74【×
問75【×

<解説>
問71 そのとおり。解散に伴い最低責任準備金は企業年金連合会へ引継ぎされ、基金の残余財産(残余財産分配金)については、加入者が一時金として受け取るか、企業年金連合会へ移換し通算企業年金として受け取れます。

問72 基本部分については、厚生年金の代行部分に相当するため、一時金として受給することはできず、企業年金連合会へ移換されたのち将来基本年金として受給することとなります。

問73 厚生年金基金の代行返上によって移行する場合は、確定給付型企業年金が認められています。代行返上の場合、代行給付部分は国に返上します。

問74 これは厚生年金基金の説明です。確定給付企業年金制度は、厚生年金基金と異なり、国の厚生年金の代行を行わず、上乗せの年金給付のみを行う仕組みです。

問75 終了制度加入者等の残余財産についても、本人の申出により企業年金連合会へ移換することが可能です。

投稿者:ふみ
at 12 :37| FP1級学科予想問題(ライフ) | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=1836&bl_id=1836&et_id=68034

◆この記事へのコメント:

※必須