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2006 年11 月07 日

2006/11/06その5 アイヌ文化資料館で神を考える。

 襟裳岬の自然をみて思ったことがある。私の母は信心深いの人なのだが、私はといえばどちらかといえば無神論者に近い人である。
 よく母から「神様はちゃんと見ていて神様の言うことをきかないとだめですよ。言うことを聞けば幸せになれるから」というような事をわたしよく言い聞かせていたのだ。

 襟裳岬の変なブヨブヨを食えといわれたり、旨そうな貝の貝殻群をみていると、「昔は神様の言うこと=生活の規範」で「≒暮らしの知恵」だったんじゃないのだろうか?と思った。それに従わないで赤いブヨブヨを食べた物が死んだり、それに従って成果を得たものが神様のおかげと言ってただけで、よーするに神様とは自然そのものだ、と思ったのだった。

 アイヌの神は人々が作り出し、人々に良いことをするのが神で、人間界で役目が終わったらさっさと神様の国に送り返してしまい、人と神は対等な関係なのだそうな。
 ま、こんだけ自然が豊かで食うのにあまり困らなさそうな状況だと神(自然)と人間は対等な物と感じるのも無理はないのかもしれない。
 こうして私が神について語る事も本来おこがましいが、北海道という豊かな自然に触れての事だろう。

 あと、アイヌは多神教ということでアイヌと倭人は似ているので結構なんの抵抗もなく融合していっているのかなとおもったら、そうでもないらしい。文化の保存や差別が問題になっているらしい。いろいろと複雑だな。

 ハチミツとクローバーの冒頭にでてきたハグがコロボックルの意味がようやく分かった。アイヌの神だったのか。

アイヌ文化資料館12コロポックル1


アイヌ文化資料館13コロポックル2


アイヌ文化資料館14家々


アイヌ文化資料館15コロポックル3


投稿者:ノブat 01 :42| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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