2012 年06 月14 日
山林ツアーへ
先日、仲良くさせていただいている他の建築会社の方々と白山市の白峰に山林を見に行ってきました。日頃から木を扱う仕事をしていますが、植林されている場所に行くのは初めてです。ここでは樹齢80年前後の杉が育てられていました。同行していただいた林業家のおじいさんの代からのものだそうです。
ここまで育てても人件費や輸送費などを考えると、採算が厳しいとのこと。このままの状態が続くと林業に携わる方々が減り、森林を維持していくことが厳しくなっていくそうです。
国産の材木を使うことで、日本の森林が整備され次の世代への財産になるとともに、輸送距離が短くなればなるほど輸送エネルギーが少なくなり環境に貢献することになります。
しかし安い外国産の木材が7割以上を占めているのが現状です。
先日、ある建築家の方が「長持ちする家を建てることこそが、最大のエコである」とおっしゃっていました。昔の家が当たり前にできていたことが、現在の家ではどうなのか。
石川県でも築100年を超える家があちこちにあり、杉、能登ヒバ、松などの身近な材料を使ってあります。
川上から川下まで、いろいろと考えさせられる昨今です。
投稿者:JC
at 20 :47| その他