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2008 年09 月03 日

葡萄酒。

5巻の冒頭に、葡萄酒と絡めた話を書いています。

描写にこだわりたくてホットワインを作ってみました。

南の海の上とは言え、飛空艇の甲板の上は寒い筈…








「葡萄酒だ。温まるぜ」
片手で二つのグラスを持ったセッツアーが、セリスの側に屈む。
「否、遠慮しておく」
差し出されたグラスを一瞥し、セリスが小さく紡ぐ。彼女の応えを耳に、縁に背を凭れて座りながら、セッツアーは静かに呼気を吐いて空を仰いだ。
「酒で温まるのは余り好きではない、か」
甲板にグラスを置き、隠しから煙草を取り出して銜える。
「此は水と果物と香料を少し加えた俺の特製だ。美味いぜ」
煙草に火を点けた一瞬、セッツアーの横顔が僅かに照らされる。


……こんな感じです。



投稿者:水月 竜
at 23 :16| 日記