きまぐれなたわごと

連載の続きも上げずに一体何をやっているんだという感じですが、はなる普及委員会様の「はなる杯2007」に参加するべく、久し振りに小説を書き上げました。

いやぁ、いかんせん、執筆どころか活字から幾分遠ざかっておりましたので、途中リズムが狂うのなんの。
花流の日には余裕で投稿のつもりが、ギリのギリまでかかってしまいました。
よろしかったら見てやってください。
希望としましては、「決断の日」→「あいかわらずの」の順番で見ていただけると……。
多分、「あいかわらずの」を先に読んだら、どれが誰の台詞だか分からないと思います。えへ。

さて、ここからはネタばらしと言うか、内容に関しての話になるのですが、
いやぁ、面白かったですよ。
そもそも今回の設定は、SSS「Although」シリーズと同一のものを使用しております。
（あくまでも設定が同一と言うだけで、内容は同じかと言われれば多分違います）
40過ぎています。でも書いていて全然そんな印象受けません。
特に花道。初めは花道サイドの話なんて、全然念頭になかったのですが、流川視点からの、一応本筋を書いているとき、ラストで電話の向こうの花道がえらく格好良く感じたので、
よっしゃー！花道バージョンも書いたるでー！！
と思い立ったのが間違いでした(-_-;)

だって、別に格好良くなかったし。
てか、今度は流川の方が格好良く感じるし。
いずれにしても、心情を語っていないほうが格好良く感じる。それは吐露する本音ってものが、えらく子供っぽいということで、それは己自身がまだまだ子供であるということですわ。
えぇ、子供ですとも。少なくとも、社会人失格ですよ。
（また何かやったらしいよ、この人……）

でもでも、面白かったのは、やっぱりすれ違っちゃっているってことですよ、この二人。
いや多分、この二人に限らず、きっと誰だって相手のことをちゃんと分かっているなんてことは稀であって、
流川は一緒のスピードで進んできたと思っているけれど、実は花道は待っていたんだとか、
お互い相手のことを余裕ぶっこいていると思っているけれど、実はいっぱいいっぱいなんだとか、
そんな話さなきゃ分からないようなところ、でも多分話さないだろうそんな部分で、未だすれ違っている二人に、笑いがこみ上げてきました。
馬鹿だよ、こいつら。
でも、だからこそ愛しいんですよ。
そんな二人だから、幸せになって欲しいんですよ。

流川編は完成させるのにかなりの時間を要しましたが、花道編はあっという間に出来ました。当初の思惑とは全く違う、全然大人っぽくない花道に仕上がってしまいましたが、楽しかったからまぁいいです。
一人称、久し振りだったなぁ。


以前友人に、私の書く話は独り善がりだと言われたことがあります。
別の友人には、「お前の“好き”は子供の“好き”だ」と言われたことがあります。
きっとそれからも私は全然成長しておらず、未だにあの頃のままだと自分では思ちょります。自分自身も作品も。
しかし、こんな私の書く話でも、好きだと言ってくださる方がいらっしゃる。それはとても嬉しいことです。
面白いのは、皆さん総じて「何かがある」と評されながら「それが何か分からない」と仰るところ。
何があるんだろう。私にも分からないけれど、その共感できる部分が私の色だと思って、大切にしていきたいです。


いつもありがとう。そして、これからも宜しくです。