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2005 年07 月23 日

喧嘩で武器を使う事

 幼少、小学校時代においてしばしば喧嘩が発生した。まぁこれは子供として当然の現象だと思う。ただ、こちらの言い分を全く聞かずに「はい、仲直りの握手」のような展開を繰り広げる教師に対し大きな反発を覚えた。思えば、こんな些細な事が所謂「大人は汚い」というよくある少年的な考え方を生み出していたのかもしれない。話がそれた。
 今回言いたい事は、喧嘩で武器を使う、という事。自分は比較的その部類に属していた。そして卑怯者呼ばわりされた。いや、ちょっと待てよ、と。明らかに体格の良い奴との戦闘が発生した場合既に結果は敗北、で50%以上決定されている。残りは戦略的撤退が殆どと、極僅かな偶然による勝利である。そんな体格差がある奴が攻撃をしてくる方が卑怯ではないか、と。格闘技では体重別にランク分けしているじゃないか!だからちょっとくらい武器使わせろよ。
 いや、違う、本当に言いたい事はこうだ。「喧嘩をしたくないからすぐに終わらせたい。だから武器を用意した」というもの。その武器の内容はハサミくらいしか覚えていない。まぁ当時持参していたものといえばそれくらいしか無いよな。で、ハサミを使用した俺が怒られる。正々堂々と勝負しろ、卑怯だ、と。
 自分の考え方は現在の武力拮抗に似ているかもしれない。所謂「核ミサイルの保有」みたいな感じ。どちらも戦争(喧嘩)を起こす事で甚大な被害(ケガ)を受ける。だから発生しなくなる、と。凄いじゃないか、まさに現代的な考え方をしていたんだ。
 どうせハサミを使ったら相手がケガする、それが先生の責任になる、とかそんな感じだろ。仲良く喧嘩しろと?トムとジェリーかよ。いや、実際彼らは壮絶な攻撃(特にジェリー)をしている。ただ丈夫なだけだ。俺は実際にハサミで相手をケガさせた事なんか一度もねぇよ。仮に投擲したとしても、あえて外す。何でそこを分かってくれないんだろう。肉弾戦の訓練を学校で行いたいのだろうか…しかも表面上の和解。やめてくれ…いや、表面上の和解も現代日本が行っているタイムリーな出来事だ。違う、そもそもそれが間違ってるんだよ!この国が根本的にどこか間違っているんだろう。

 理想は公平で頭脳明晰、私的な利益を優先しない人だけが行う絶対王政。無理。

投稿者:未定at 23 :24| 戯言 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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