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2005 年08 月22 日

人間の定義

 唐突に人間の定義を考えてみようと思う。唐突って凄い漢字だね。唐を突く。
・四肢が重症→四肢を機械化
例えが悪いが、乙武さんは誰もが人間であると認知しているだろう。よってこの場合は人間である。
・上記に加え、全ての臓器に異常→人工透析、ペースメーカー等の装着
実際に人工透析やペースメーカーを使用している者はまだ人間であると認知されるだろう。よってこの場合も人間である。
・上記に加え、脳以外(頭髪、顔面〜つま先まで)全てを機械化
これはまだ人間だと呼べるのだろうか。その脳によって人口の肺から送られた空気が人口の声帯を振動させ人口の口を動かし「ボクは人間だ」と言う。その容姿が仮に人間そのものだった場合は貴方はその人物を人間と認知するが、それが「いかにも」なロボットの容姿だった場合、貴方はその人物を人間だと認知する事に戸惑いを感じるだろう。では、その人物はもはや人間では無いのだろうか。
・脳だけ機械化
プログラム(AI)によって動く人間。否、もはや人間とは呼べないと思われる。脳は人間である為に最低限必要な部分だと思われる。
・脳のデータを人口の脳にコピー
もし、仮にこれが可能だった場合、そのコピーされた人口の脳を持つ者を人間と呼べるのだろうか。難しい。全く判断できない。

仮定1:オリジナルと全く同じ人格、思考法等が残っていれば人間である。
仮定2:オリジナルの脳がその物体に使われていれば人間である。
仮定3:見た目が人間的であり、かつオリジナルの脳が使われていれば人間である。

 結論は出せない。ただ、もし仮定1が結論だった場合、人間はハードウェアではなく、完全にソフトウェアを指す事になる。そして人間というソフトがインターネットで転送する事すら可能になるかもしれない。非常に興味深い。

投稿者:未定at 22 :27| 戯言 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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