2006 年04 月14 日
クレイの空 第2部
雪消えが始まりしかし桜は何時の間にか散り残された私の切なる声は何人にも届かずにそれらと共に消えて行くだろう。繰り返し生まれそして消えていくこの空の下で私の思いは交錯しクレイの空へと還って行く。さよなら。この淀んだ空気に残る僅かな可能性は決して辿り着く事が出来ない空への解放を私に繋ぎ止めるだけの足枷に過ぎない。そして私は煮え切らない放棄へと歩み始めたけれども何度も後ろを振り返ってしまうのだ。
投稿者:未定at 01 :58| 文学 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )