2006 年04 月17 日
クレイの空 第4部
そして酷く繰り返される苦悩の中で私はようやく歩き始めるのだ。例えこの先に待っているものが辛く苦しい道であったとしても私はこの足に込められた意志を妨げる事は出来ない。それは闇から抜け出す避難ではなく雲の向こうに見える蒼冥を信じて踏み出す希望という名の決意。望む限りのクレイの空。私は左手の十字架を胸にしまい重く固まった右足を前に一歩踏み出した。
(了)
一応、これで完結のつもりですが、もしかしたら続くかもしれません。というか続きます。そもそも私の人生はまだ始まったばかりですから。
矛盾している箇所はいくつもあります。それは間違いでもあり、正しくもあります。ここに答えなんて要りません。結果が残るだけです。
投稿者:未定at 01 :41| 文学 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )