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2007 年03 月18 日

オセロ

 何かを選択する時、人間の頭の中ではオセロが行われている。メリットの数によって、白黒はっきり決まるわけだ。もちろん、中には不戦勝になるものがあれば引き分けてしまう試合もある。
 私は様々な面において優柔不断であり、全く頼りにならないと自分で思っていたが、あながちそうでも無さそうだという事が分かった。オセロの勝負ではほとんどがドローゲームだったり、お互い、いきなりコマを置く事が出来ないというよく分からない展開が発生したりする。すぐに和解を申し込み折衷案で済まそうとする。

 だがこんな私にも明らかにメリットを特定出来る試合がある事が分かった。それは多分、マズローの欲求のピラミッドにおける底辺付近の選択だと思う。
 そもそも底辺付近にくる問題に対し、迷うようであれば、人間として生きる事が困難だと思う。生理的欲求は本来、迷わずに突き進むべきポイントだ。しかしながら、現在の日本では食を規制する事によるダイエットや、集団への帰属を拒む引き籠もりなどが存在する。おかしな話だ。

 閑話休題。とりあえず、今の私はまだ自己実現の欲求へと進む事はできない。底辺付近の、ごく単純で、分かりやすい、そして深刻な問題がそもそも解決されてないからだ。個人的なオセロでは既に勝負がついているのにも関わらず、それがソサエティに触れた瞬間、勝負がひっくり返る、という事がしばしば起こるのは、そもそも私の中でのオセロのルールがおかしかったのだろうか、それとも私の帰属するソサエティでは、私の知らないローカルルールでもあったのだろうか。
 全く白黒はっきりしない。嫌な勝負だ。

投稿者:未定at 08 :33| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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