2006 年07 月08 日
■冷蔵庫のチューニング
カプチは車検から戻り。冷蔵庫続編。
一般的に冷蔵庫と呼ぶのは10度程度で保温する。飲み物でも冷たい、と感じるのはその辺。で、そこを目標設定値としてトライを重ねていく。
まず、冷房能力に限りが有る以上、断熱性能の向上とエアボリュームを小容量化する。
断熱性能に関しては実は作りによって結構大きな差がある。
具体的には内部発砲ライナーの厚みだったり粒度の大きさだったり、あるいはシール部分の作りだったりコレはコレで奥深いモノがある。まぁ今回出来ることは限られてるが。
内部壁面にエアキャップ(プチプチシート)を張り、底面にはウレタンフォームシートを敷いた。
元の断熱性能が低そうなだけに、内部壁面にできるだけ接触させない、というのが基本だ。
クーラーバッグなどに比べても一番断熱能力低下の原因と思われる部分に扉がある。
この手の冷蔵庫はどうしても使い勝手の問題もあって、強くシールを押しつける事が出来ない。(横開きだし)
実際のシール部分は5mm幅ほどのウレタンフォームの貧弱なモノで、幅の有る中空ゴムで凝った断面で作られている日本製冷蔵庫などと比べるのも失礼なシロモノ。
クーラーバッグなどではふたをバックルで圧着するわけだが、どうも密着が弱くシールがかなりいい加減な気がする。で、様子を見ながら隙間テープを一部に張った。
さらに開閉時の冷気の流出を減らす為の工夫をいくつかしてみる。能力が低いだけに一度扉を開くと温度回復に時間が掛かる。具体的にはカーテンを付けてみたり、堰をもうけたり。
クーラー用の保冷剤をさらに追加。本来は凍らせて保冷するものだが、目的は熱容量の増加と、エアボリュームを少しでも減らすためである。
もちろんその分収容能力は減るが、現状でもカンジュース数本+500ペット2本は収容可能なので十分。つか元容量が能力のワリにでかすぎる。
常時モニタリング用に冷蔵庫用の温度計も用意したのだが、外部から確認できる位置にセットすると位置の関係で高い温度を示す。
時間をかければそれなりに下がるのだが、さらに内側に断熱を設置してしまったため4度程度、デジタル温度計による測定と差がある。まぁ説明書によればもともと2度程許容誤差があるらしいので目安ていどにしかならない。
内部環境が一端安定した状況になったのを確認し。試験ではデジタル温度計のプローブを底面に設置する。
果たして、前回とほぼ同条件で測定してみると17度以下への温度の回復が桁違いに早く、そこからはじりじりと下がっていく。12度を切ったアタリからはさらにじりじりと。
最終的には10度まで下がるようになった。
(≧ω≦)人(≧Д≦)人(≧◇≦)人。
こうしてようやく冷たいと実感できる飲み物が飲めるようになったのである。
ちなみに、同じ冷蔵庫のマイナーチェンジ?版が売られていたので観察したら、ペルチェは背面になってました。面積もちょっと大きかったよーな。
(冷蔵庫の提供:とんかつ味樹のマスター)
投稿者:kan
at 20 :39| 日記
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