2012 年3 月30 日

土間に暮らす 山あいの家

土間に暮らす 山あいの家

平成24年3月完成
工種 新築
用途 専用住宅
小松市正蓮寺町
設計・管理 田園都市計画舎
施工 中野工務店

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山あいに佇むこの住まいを
「土間に暮らす 山あいの家」と名付けた。




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山あいの家へのアプローチは、
洗い出しの階段と、



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スロープになった、雁木から。



この雁木は、



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正面の景色を、さらに引き立てる。



玄関の戸を開けるとそこは、

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家族の中心。



玄関であり、土間であり、居間であるこの空間を
「居土間(いどま)」と名付けた。



まさにここが、「土間に暮らす」空間。



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すべての部屋がこの「居土間」に面し、
すべての部屋から、この「居土間」を感じることができる。


居土間の中心には、ドブレの薪ストーブ。

あたたかな火のまわりに家族が集まり、
それを取り囲むように各部屋が存在し、
その家を、その町や山々が取り囲む。







土間からそのまま上がることができるこの部屋は、


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こあがりのついた寝室。

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二俣和紙の壁、吉野杉の板戸、うづくりのフローリングが
しっとりと落ち着いた、あたたかな空間をつくりだす。


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居土間の真ん中に位置する薪ストーブを囲むように
廊下を歩くと、


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青く照らされる空間。



その扉を開けると、

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現れる、シンプルな部屋。

ここは、図書室。

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本をきれいに収納するため大壁とし、
壁紙は、吸放湿性能を持った撥水和紙を貼った。


シンプルな空間だけれど、

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遊び心は忘れずに。


碍子と碍管を使った配線から
鎖で吊った蛍光灯が、学校の図書室のように。




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居土間の南側には
もうひとつ、みんなが集まる空間、リビング。


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和室のような空間だが、
「居土間」とは雰囲気の違う、同じ空間、という気持ちで
「リビング」。


居土間を中心に、部屋の用途にとらわれない暮らしができれば
と思い、各部屋の位置づけを、あいまいにした住まいかた。


夏に2階が暑ければリビングでみんなで寝っ転がればいい、
寒い時は、心地よいところを探せばいい。






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居土間の東側には、
4枚の大きなガラス戸。


これを開けると、




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キッチン。



居土間越しにリビング、吹抜、そして
玄関の外までも見渡すことができるキッチンは
1階の特等席。

この引戸がひとつあることで、
ペニンシュラ型キッチンの開放感と
「台所」としての雰囲気を両方味わうことができる。



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使われているキッチンを内覧会で見てもらいたくて、
お施主様にお願いして使ってもらった。



内覧会では実際ここでピザを作ったり切ったり洗ったり、
「体感」いただける内覧会となった。



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吹抜の中心、薪ストーブを見下ろすように階段を上ると、
杉の間伐材を使用した「Jパネル」で作られた机が
見えてくる。


こちらが、2階の特等席。
三つ開けられた窓から、山へ沈む夕陽を眺め、
薪ストーブのあたたかさを感じ、
家族の存在を感じられる場所。




この場所から引違い戸でつながるのは、

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2階の個室。


柱の長さを2メートルにおさえ、
屋根裏の空間を居室の一部として使用。


圧迫感のない、それでいて構造を感じられる空間。


この部屋のクローゼットの上にはロフトがあり、
ロフトには、この家でいちばん高い位置にある窓が。



夏の暑い日には、
この窓を自分で開け、
こもった熱を逃がす。



機械に頼らない、自然の換気を活用する、
簡単だけれど効果的なシステム。



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キッチンと居土間の間にある6寸の大黒柱は、
通し柱となって、2階のこの部屋につながる。








火のまわりに家族が集まり、
そのまわりに部屋が集まるように、
工事中は多くの職人が、
このまわりに集ってきた。


これからも、
いろんな人たちが
この火を囲んでゆくのであろう。







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投稿者:もっちくんat 22 :54 | 土間に暮らす 山あいの家

2011 年7 月9 日

通り土間の家

通り土間の家

平成23年6月完成
工種 新築
用途 専用住宅
小松市白江町 
設計:田園都市計画舎
施工:北出木材工業

 
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格子と白い壁を組み合わせた、シンプルな和風外観 





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「桔木(はねぎ)」の手法を用いた玄関上部の軒。青空とのコントラストも美しい。
 




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玄関からシューズクロークを抜けて、車庫に続く通り土間。
那智石の埋め込みと手洗い鉢、照明器具は施主自らセレクトしたもの。
 





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玄関から続く車庫。贅沢にあしらった木製格子戸の繊細なデザインが
用の美を引き立てる。
ガレージライフを楽しむために生まれた空間である。
 




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実は立体的でもある通り土間。上部の子供部屋とサンルームにも通じ、
視線だけでなく風も通る、まさに「通り土間」といえる空間。
 






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リビングから格子越しに見た通り土間。格子を通した照明が暖かく美しい。
 






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リビング全景。造り付けの家具と現しになったダイナミックな天井が
住む人や訪れる客を魅了する。
 





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庭に面した大窓を望むリビング。日中は入る光が暖かい。
あえて主照明を廃した部分照明が、日没後に安らぎの時を演出する。
この写真はキッチンに立った目線からの風景。リビングと同じ風景を楽しみつつ、
家族の様子もうかがうことができる。
 





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構造用合板までも現しにしたリビングの天井。
暗色に塗られたリズミカルな梁が訪れる人の目線を惹く。
 





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リビングから望む和室。希少価値となった二俣和紙を贅沢に使い、
おもてなしの心を表現した。
 





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タモの板材を使った床柱、床の間にはフローリングを施し、
あえて廉価な材料を使うことによって自由さを表現できる空間になった。
 





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床のクッションフロアと漆黒のクロスで独自な怪しさを表現したトイレ。
 





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トイレ全景。シンプルに遊び心を出した調度品が引き立つ。
 





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家事室。家具職人の造る洗面台の下には幼児用の収納式ステップ。
壁には折りたたみテーブルを配すなど、使う人に合わせた使いやすさを考慮した。
 






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細い通路を抜けると現れる寝室。無垢のフローリング、
勾配天井に設けたシンプルな梁などが、
時間を大切にする空間を構成する。
 





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寝室。壁を貼りわけ「箱」を置いたようなデザインのウォークインクローゼット。
箱の上部にはお父さん専用の「男の隠れ家」が隠されている。
 




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「男の隠れ家」から望む寝室の梁組。黒く塗られた梁、
作業場をイメージしたペンダントライトを見下ろす、隠れ家専用の眺めがある。
 





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施主の思いが詰まった立水栓。柱の部分を自らパテ処理・塗装し
標準の立水栓のイメージを払拭する美しいフォルムに仕上がった。
アンティークなイメージの水栓がしっくり馴染む。
 






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キッチン収納に組み込まれたアンティーク調ガラス。
時間によって様々な表情を映し出す。 










投稿者:もっちくんat 18 :22 | 通り土間の家

2010 年11 月30 日

酒房 円

酒房 円

平成22年10月完成
工種  改装
用途  酒房
小松市相生町

設計:田園都市計画舎
施工:中野工務店





規則正しい格子の扉が 美しい空間を創り出す





カウンター席、つまりメインルームからの景色。
格子を閉めることで、重厚感を醸し出す。





その扉を開くと、今までここに存在しなかった空間が現れる。
真っ白なレザー張りの椅子に、、オーナーのセンスが表れる。





 

天井を濃色の網代(あじろ)調、壁を単色の茶系とし、ともに光沢のある素材を採用。
「和」のゴージャスさを、クロスで手軽に楽しむ。
家具職人が作るテーブルの杢目が美しい。




 

工務店がストックするケヤキの無垢板にオイルフィニッシュ塗装を施す飾り棚。
光をやわらかく反射する壁紙が、今までこの店に飾られていた装飾の品々を
より豊かに演出する。





カウンター面より見る、重厚感のある格子に対し、
紙一枚をへだてた、シンプルなモダンさを印象付ける、椅子席側の格子。




投稿者:den-en-toshiat 21 :36 | 作品「酒房 円」

2009 年6 月20 日

新しいブログ。

みなさまにご愛読いただきましたこちら、
「田園都市計画的日記」も
ついに容量ぎりぎりとなってきました。

古いものから少しずつ消していこうかと
思ったのですが
どれを消そうか迷っているうちに
自分でも見入ってしまい、
消すことができませんでした。

そこで、
こちらのブログを
「旧・田園都市計画的日記」として残し、
「新・田園都市計画的日記」として
本日、オープンいたしました。

容量がけっこう大きいので
現場や猫や、いろいろな写真を
今まで以上にアップできると思います。

がんばって書いていきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

あ、新しいブログは、
田園都市計画舎のメニューより
どうぞ♪


土蔵

投稿者:もっちくんat 22 :38 | お知らせ

2009 年6 月18 日

すだれのような

配線。

電気配線


建物の中を巡るすべての配線が
ここ、分電盤が付く場所に集まるため
ものすごい量になる。

配線を間違えないのが不思議なくらいの量だ。

本日よりサイディングも張られ始めた。

ひとつひとつの部材が集まり
住まいが、出来上がってゆく。


投稿者:もっちくんat 19 :33 | 建築

2009 年6 月17 日

樂家樂座。

本日、TAKATA建築の樂家樂座、
二軒同時現場打ち合わせ。

まずは小松。

まるで二棟あるような複雑な家で
大工さんが黙々と工事を行う。

ノミとのこぎり


建物のいちばん奥にある部屋、
空が見える。

小松樂家樂座


なぜこのようになっているのかは
まだ内緒。

樂家樂座仲間とファミレスで会食後
金沢の現場へ。

こちらも着々と工事が進んでいる。

金沢樂家樂座


こちらから見ると、何の変哲のない
普通っぽい家に見えるけど
工事が進むにつれ、普通ではない正体が
明らかになっていく。

続いて加賀にある現場へ。
こちらも順調すぎるくらいに工事が進んでいる。
明日はお休みだが、
現場にて打ち合わせのため午前中のみ
仕事だ。

現場が進みすぎて、なかなか休んでいられない・・・。

投稿者:もっちくんat 21 :17 | 建築

2009 年6 月16 日

今年もスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド。

今年もおそらく参加します、
富山県南砺市、円形劇場ヘリオスを舞台に
繰り広げられる不思議な祭典、
『スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド』

スキヤキのHPを見てみると

スキヤキHP1


おぉ、

スキヤキHP2


おぉ、あった。
うちのリンク。
今年はトップ画面のイメージ入り!

そしてBGMは

SSO


スキヤキ・スティール・オーケストラ。

スティールドラムの音色が
真夏のヘリオスへ誘う・・・。

出展するのかどうか、
詳細については、いずれまた。


投稿者:もっちくんat 11 :27 | 日記

2009 年6 月15 日

今年も梅を

漬けました。

生梅


昨日買って、水にさらしておいたが、
家じゅうに広がる良い香り。

2kgの梅に、360gの塩、
そして100gの砂糖を混ぜたものでまぶし、
梅の重さの2倍の重石を置いて、
明日、梅酢の上がり具合を確認予定。

おいしい梅が漬かるかどうか
とっても楽しみだ。


投稿者:もっちくんat 23 :16 | 日記

2009 年6 月14 日

コダックエクター100、なかなかの発色。

なかなかというより、ものすごい発色。

エクター100


曇りの日はそうでもないが、
晴れた日の青空は、すばらしい。

エクター100というフイルム、
専用のエクター現像というものがあって、
プリントもエクター専用だ。

ひと昔前にもエクターという名のフイルムがあり、
好きで多用していたのだが
それもなくなり、
おまけにデジカメが主流になって
フイルムの数もずいぶん少なくなった。

昨年秋にアメリカで、
そして今年に入り、日本でも発売された
ネガフイルム、エクター100。
待ち望んでいたネガフイルム。
フイルムはきびしい世の中だけど、
がんばってほしい。


投稿者:もっちくんat 21 :22 | 日記

2009 年6 月13 日

めまぐるしい速さで現場は進む。

建て方から2週間弱にもかかわらず、
現場は日に日に、めまぐるしく変化してゆく。

養生されていて外観からの変化は
あまり感じられないが、
一歩玄関へ入ると、
毎日毎日、新鮮さを感じるほど
進んでいる。

毎日3人の大工が入り、
その仕事は
そのスピードを感じさせないほどの美しさ。

「すごい」の一言だ。


投稿者:もっちくんat 22 :03 | 建築