2005 年8 月22 日

出会いから逆転を目指して頑張ってる今までを 連載だ!

皆さん、お久しぶりでございます。

なにやら罪の意識でいっぱいでございます。



サブで持っていた他所のblogが急激に忙しくなり

そっちのケアに追われてました。







さて僕がこの工房に身を投じたときの話から・・・



365日中 350日勤務
24時間中 18時間勤務



14年ぶりとなる故郷に戻るあたって
もうサラリーマンはいやだった^^

だって、上みたいな勤務がサラリーマンなんやと
著しく偏った経験で謝った認識を刷り込まれてしまってたからw



だからこっちでは、やりがいがあって感謝される仕事。
石川県ならではの仕事をしようと考えた。


・工芸関係が好き
・漆器処、蒔絵処、金箔処の石川ならではの品
・他の工芸と違い、日常生活に密着した品
・自分でもいいことしてると実感できそうな仕事(やりがいが欲しかったpart1)
・北陸は信仰心が厚いから感謝していただける仕事(やりがいが欲しかったpart2)


てなところが理由でしょうか。
仏壇の道を選びました。結構迷わず、短絡的に^^


とにかく、狸と狐の世界や時間の全てを仕事にささげる生活は御免被りたかったし


で、仏壇関連の仕事を立ち上げて開始♪
結構走り回ってたw






ところが・・・

仕事を続けるなかで徐々に業界の裏事情を知り、
やがてこの業界も商売なんであることを知る。
(常識で考えりゃキレイごとだけで成り立っているワケも無く^^)


結構イロイロあるんですよ。
みな、生き残る為に必死なんですね。



ただ、爺さん婆さんの人生最後の夢だったりするわけで
仏壇の購入とか、仏壇のお洗濯っていうことは


それを「知らぬが仏♪」、
と踏みにじるような悪どい商法もけっこうあって憤りがフツフツと・・・


我ながら歳の割りにかなり青臭いと自覚しとるんやけど
もう少し大人になれという気持ちもあるんすけど

どうにも僕にはこの業界自体が居心地が悪い・・・

まぁ、そうやって悩みつつも自分の姿勢を守って仕事を続けていた。





と、そんなときに営業先のお宅で出合ったのがココの親方の造った仏壇だったんですよ。

さんざっぱら仏壇を見てきたなかで、その仏壇出合って初めて感動した。
綺麗とか豪華とかいうのではなく、とにかく造り手の気合が匂う・・・そんな仏壇。

更にお客さんから 手造り品としてはありえない価格で購入した事実を聞いてヒイたw 

なぜなら、確実にアカと思われる価格だから。

この家の親父がまた押しが強い人で、徹底的に値切ったらしい。
あっちゃの店はイクラだった。こっちはコレおまけしてくれる言ってた等と言って。


(これだけの仏壇を造る工房が、そんなことしてたらこの先大丈夫なのか?)


私はお客さんに住所をお聞きし、翌日にはココに来てました。

ようやくやりがいのある仕事の気配を感じた。
動かずにはいられんかったとばい!






※ ただし、工房の前を3回通り過ぎ一度コンビにでお菓子食って昼寝して
  ほんでもう1,2回前を素通りして、ようやく店に飛び込めた・・・(小心者

行ったり来たり



投稿者:与五朗(よご)at 12 :46 | 伝統工芸 | コメント(1 ) | トラックバック(107 )

2005 年7 月23 日

おばぁちゃん あのね

位牌は浄土真宗には必要ないんですよ。

安いものでもないんですから、
必要ないものは買わなくていいと思いますよ。

お位牌はね、



追記をみる

投稿者:与五朗(よご)at 13 :27 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月22 日

プレゼンデイズを乗り切って

プレゼンが終わって、

結果はこの際どうでもいい。(とその時は思ったけど、今は結果ほすぃい!)

ぜったい次に繋がる、時間となったはずだという
充実感で親方と僕は興奮気味でした。

わざわざ後片付けしてる私達に寄ってこられて
かけて頂いた皆様の言葉とそのお気持ちに感動。

時間をかけて作り上げてきた内容を
十二分に伝えきれたという達成感がすごいんです。

で、そのまま明け方まで二人で飲み倒しましたとさ。

うれしかったんだもん♪



追記をみる

投稿者:与五朗(よご)at 12 :47 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月20 日

髪が・・・

さぁ、午後3時からプレゼンだ!

休日出勤だ!


朝風呂入って、歯磨いて、ヒゲ剃って、久々にネクタイなど締めて
鏡を覗くと、

ガ━━━(゚ロ゚;)━━ン!!



髪ボーボーじゃん!!!
忙しくて気が廻んなかったよぉ・・・

髪きってこー
髪が〜 髪が〜



投稿者:与五朗(よご)at 10 :28 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月19 日

私も、いざプレゼン!

中小企業の団体の勉強会で、商品プレゼンをすることに。明日・・・

県の補助金の審査のプレゼンをすることに。あさって・・・


なので、昨日から資料づくり。

power pointがプレゼンソフトということをヤンさんのblogで知ったような私に、それを使いこなせるはずも無く、森林破壊の負い目を感じつつ55部の紙資料をせっせと作りました。


普段資料作りとは無縁の仏壇工房にはコピー機がありません。
必用に応じて、近所のコンビニとか本屋さんに走ります。

ただ私がコピー機に向かうと勝手にホルダーを空けて、厚紙や両面印刷紙に入れ替えたりすることを知っている店員さんには警戒されてます。

とはいえ今日も
ついででコピーした店内ポップは和紙風の紙に差し替えて・・・

コピー機を勝手にいじらないで!





投稿者:与五朗(よご)at 10 :44 | 伝統工芸 | コメント(4 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月18 日

嫁がせたあとの寂しさよ・・・

一昨日、親方と永島さんが5年前に造ったウチの看板娘が
ついにお客様のもとへと嫁いでいった。

お客様の注文ではなく、展示用に造ったものだったので
長年研究していた昔の技法や、造りを
二人の思いのままに好きなように盛り込んで
二年かけて仕上げた自慢の娘でした。

が、考えていなかったわけではないのですが・・・

彼女がいなくなれば当然生まれる
お店の中の大きな何もない空間・・・
大きな150代だったのでなおさらその喪失感は大きいです。



それで今日は朝から模様替え作業をしてました。

でその空きスペースには

あの厨子(H350×W350×D280)と
塗る前の白木地(H1630×W610×D600)と
あの外国に渡った卓上美川仏壇の兄弟(H680×W410×D400)
を並べました。

白木地はともかく、厨子と卓上仏壇は小さい!!!
存在感は凄いのですが、スペースが空いちゃって・・・

親方、報告致します!
時間が無くて大変なところですが、やはり
正当な後継品を製作する必要がありまっす(>Д<)ゝ”

以前は
今日は模様替え@.




          ↓

今は
今日は模様替えA



投稿者:与五朗(よご)at 12 :51 | 伝統工芸 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月15 日

出会い

なんか自分にとって大きな出会いの予感ってありますよね。
仕事とかプライベートとか男女間とか。

昨日は仕事を通してそんな出会いを体験しました。

こちらのあまりの低予算提示から、
もはやビジネスの打合せともいえない打合せでしたが、

広告プランナー界の職人という感じです。

3時から長くて2時間くらいの打ち合わせと見ていましたが
7時半になって、其の施設の警備員に追い出されるまで話し込みました。

良い出会いの後は暫く、心地良い興奮状態が続いて楽しい。


15時〜19時15分



投稿者:与五朗(よご)at 13 :00 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月11 日

破壊王を偲んで

橋本真也が突然逝った。

岐阜の体育館で、故郷岐阜の観客の前で勝利の雄たけびを上げた
五年前、僕は会場であんたの汗にまみれた体を叩いたよ。

「はしもとぉ〜」と叫んで応援したなぁ。

結局、満足いく復帰が果たせぬまま、逝ってしまったけど
プロレスには筋が在ると信じている俺でさえ、
それでも興奮せずにはいられなかった破壊王の雄姿、忘れません。

onclick="window.open('../upload/55642d27ecc0286d.GIF')" alt="はいもとぉ〜" align="left"/>

投稿者:与五朗(よご)at 23 :20 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

カレンダー設計図とプロの設計図・・・

カレンダーの裏と筆ペン!

前にも書きましたが、ウチの無敵のデザインツールです。
あと、オシピン。
(オシピンて言い方、他の地域では通じませんでした。方言なの?)


筆ペンのゆれた線の妙が、実際それを元に形にする木地師にも伝わり、
結果として生きた造形が生まれると非常に都合よく考えています。


ところがなんと、カレンダーの裏に書いた絵では
意匠登録の申請は受付けてくれないんです!
(当たり前です)


 で頼りにしちゃったのが、設計事務所をしている従兄弟です。
そして、スキマの幅までミッチリ書き込んだ設計図が上がってきました。
親方も、私も始めて仏壇(今回は厨子)の精密な図面となったものを見ました。


さぁ、それでは意匠登録申請の詰めに参りますか。

図面



投稿者:与五朗(よご)at 16 :48 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月9 日

ある打ち合わせの風景

親方と私と木地師の永島さんで
今後に関する真剣な打合せをしました。

材料、手間に一切妥協できない永島さんの一徹な製作姿勢と、
とにかく単価を抑えて欲しいというお客様(他の仏壇塗師屋さん)の
要望との折り合いをいかにつけるか、
あらゆる思いつく工夫、改善、改革を出し合いました。

結構、現在の当工房の最も重要な課題であるので
親方と永島さんはビールと乾き物・・・
私は運転があるので残念ながらコーヒィ・・・

って重要なのにビールですか!?

いえ、重要な会議だからこそ、
本音と本気をぶつけ合う為に軽いアルコールが必要なのです。

実際おかげさまでこの問題にも光りが見えましたよ^^


木地工房にて


投稿者:与五朗(よご)at 13 :50 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月7 日

メロディ溢れる午後の工房

工房の隣に、半年前からカラオケ喫茶さんがオープンしました。
朝から晩までめちゃくちゃ流行ってます。
周辺のカラオケファンが皆集っているんでしょう。

本当に今では寺井を代表する繁盛店って言ってもいいと思います。

何より、お隣に繁盛店ができることはありがたいことです。
周囲に活気が生まれますからね。

ただ、気にはならないし、昼間から大音量でカラオケがうちまで聞こえてくる。

そして、演歌にはうるさい川村さんは、
あまり好みでない歌が聞こえてくると
自前の演歌マイベストカセットテープを流します。

おとなりさんに負けない大音量で^^;
(単に本人が聞こえるように音量を合わせてるだけなんですが)

コブシメロディが格闘する、そんな工房の午後です。

メロディたゆらう午後



投稿者:与五朗(よご)at 15 :11 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月5 日

確かに夏場はランニングシャツ姿やけど・・・

親方の作業風景の撮影。

カメラマンは若いあんちゃんだったけど
なかなかセンス良さげで上がりが楽しみです。

しかし、撮影にランニングシャツでいいのか?>親方


撮影



投稿者:与五朗(よご)at 20 :28 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年7 月2 日

嬉しい知らせが!

国際漆展・石川2005

この秋に世界中の漆芸作家さんから応募される漆作品のコンテスト。

うちは仏壇工房なので、芸術作品は作れません。
しかし、前回の大賞作品をモチーフにした厨子の参考出品を薦められていました。

示唆に飛んだ、哲学性の高いパネル作品と
宗教用具・厨子という実用品のコラボです。

なんと今日、出展依頼が届きました。

親方にしてみれば
一見、場違いな世界への、とても勇気のいる一歩だと思います。

ただでさえ伝統分野の職人は固定概念に縛られがちなのですが、
今回の親方の柔軟な思考、決断力、挑戦、行動に頭が下がる思いです。

ご助力頂いた関係各者様にも心より御礼申し上げます。



知らせ


追記をみる

投稿者:与五朗(よご)at 13 :52 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年6 月28 日

どうしようか・・・

匠倶楽部の活動としてモノづくり業の今後を考える
勉強会を定期的に開くことになりました。

急遽決まりました。

 

「こうしだれかたのむ」(電車男風 まだひっぱるか)



どうせやるなら身のある内容にしたいので
ネットで講師を求めて検索しまくった一日でした。

投稿者:与五朗(よご)at 17 :18 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年6 月21 日

潮風に吹かれて汗だく作業 らんららんららん

今日から港町のとあるお宅へ出張仏壇磨き。

とても大きな家で調度品や庭も素晴らしい。

お天気もいいし、潮の香りも届くので
仏具と金具の磨きを外の庭でやらせていただいた。

結構周囲が濡れるし、外は乾きも早いので
都合が良いためでもアル。


しっかし、日差しが強くておでこが痛痒い。
焼けてしまった。
磨きこむと仏具かくすんでいた真鍮仏具が

黄金色に輝きだし、太陽の光をもろに反射し始めて
目が開けられないくらいだった。

滝のような汗で、黒いTシャツには塩がふいた。

最近あっちーけど、
どうせ汗かくなら、思いっきりかけばキモチイイね^^


あつっ!


投稿者:与五朗(よご)at 00 :47 | 伝統工芸 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

2005 年6 月17 日

ちから

京都の高名な佛所(那谷寺の十一面千手観音の製作所)に依頼していた
阿弥陀立像が完成し届けられた。


早速梱包を解く。

事務所に入ると最高級の白檀材の香りは部屋中に広がる。
高質の白檀の香りの強さ。

小さい(5寸)のに細部まで一切破綻のない精緻な彫り。
見ているとまるで半丈六(約2.4m)の大きな仏像を
自分が巨人になって眺めているかのような気にさせる。
(わかりづらいですよね、それぐらい細かく精密)


これだけの品の注文はめったに無いので、
しっかりと目に焼き付けておいた。
(親方は昼過ぎまでわれを忘れて眺めていたため、
 一件約束を飛ばしてしまった。
 ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。)


題名が「ちから」なのか良く自分でも解らないんですが・・・^^;
なんせ、小さな5寸の仏像がそこにあるだけで周囲の空気が変わる
存在感というか力強さを感じるんですよ。ほんとに。

 霊的にとか、仏様の魂がって意味ではないですよ。
 強いて言うなら彫った人の気がこもっていて
それが収まりきらずにあふれ出しているような感じかなぁ。

阿弥陀立像


投稿者:与五朗(よご)at 15 :39 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年6 月14 日

グッドデザイン賞

応募に挑戦してみました。
Gマーク賞に挑戦というより応募に挑戦・・・

サイトにて、企業登録→商品エントリー(記入項目が結構多い)
ところがサイト上での画像の登録がどうしてもできず
事務局さんのご好意でメールに添付するイレギュラー。

明日が締め切りですが、添付ファイルで無事登録できるのか不安です。
要確認ですね。

田舎の仏壇店によるオールハンドメイドの製品が
果たしてGマークの対象になるのかどうか?
根本的な部分でもうひとつ不安なワケですが^^;

時間無しで絵無しです。

投稿者:与五朗(よご)at 13 :57 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(1 )

2005 年6 月10 日

暑くてジメッて気色悪い季節って・・・サイコーッ\( ^0^ )/

暑い・・・ネチネチしている・・・体がカビそーだ・・・

でも漆には最高の季節なんだ・・・

オレの季節


投稿者:与五朗(よご)at 13 :32 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年6 月9 日

完成品を前に一杯

最高に旨いんです。

なんで、商品を肴に酒が飲めるのか・・・

考えてみると、かかる手間隙が尋常じゃない塗り物。
「納品は、大切に育て上げた娘を嫁がせる気分」とは
山中塗の佐竹さんの言葉だ。

もはや商品などとは呼べない、特別な存在なんです。
自己満足に浸り、自画自賛し、時に反省も交えつつ笑顔で酒は進む。

すすむすすむ


投稿者:与五朗(よご)at 14 :00 | 伝統工芸 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

プレゼン

今、取り組んでいる厨子は
佛檀の山本の向こう十年の歩みを決める大仕事。

あらゆる補助制度を調べつくしてみると
正に、ピッタリの制度を発見し、自力で申請手続きをしました。

昨日、手直し後の再度の申請に県の担当の方も
反応も良かったように思います。

かなり熱くプレゼンしてしいました・・・

デザイン契約書も自前、公的補助制度の申請も自前、Gデザインの応募も自前、
意匠登録やら商標登録やらも自前・・・

なにかと勉強になるが・・・落ち度がないか不安です。

ぷれぜん



投稿者:与五朗(よご)at 01 :59 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

| 1 /5 ページ | 次の20 件 >>

このページのトップへ