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2005 年3 月31 日

NSKサポートセンターに駆け込む

朝からネットに繋がらなかった。

何度、サポートナンバーにTELしても留守電で、
夕方にようやく連絡がついた。
何のことはない、こちらのモデムの不調だった。

電源入れなおして完了・・・

さて、先方はなかなか繋がらない程の急がしさ。
サポート担当の方々は一日中電話に出ずっぱり、話っぱなしでしょう。
にもかかわらず、大変丁寧な対応に感動した。
(電話のベルはずっと後ろに鳴り響いていた)
結局はこちら側のモデムの問題やったにもかかわらず。

以前、サラリーマン時代にはクレーム対応の新入社員研修の講師
もしたことあるから、こういう仕事は精神的に厳しいこと、
よぉく分かります。

どれだけ言葉が丁寧でも、イライラってのは必ず相手に伝わる。
私自身、何度お客様を激高させ、上司に尻を拭ってもらったことか。

ともあれ担当者さん、ありがとう。

投稿者:与五朗(よご)at 18 :03 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

逸品開発C 塗り

京都の文化財修復権威の方から課題を頂く。

金閣寺の塗りの再現を持って来いとのこと。

半年かけて塗りサンプル板を完成させた。

下図は本堅地だが、さらに数工程の工夫が必要だった。
つまり本堅地以上の塗り工程ということだ。
さらに、漆の調合なども試行錯誤した。

塗り断面

サンプル板はさらに一年かけて京都で耐用実験を
重ねられた。厳しい指摘をいくつも受けた。

しかし、最終には認められ金閣寺の塗りの仏壇
の実現に向けて大きく一歩進んだのだった。


投稿者:与五朗(よご)at 00 :00 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月30 日

逸品開発B 金閣寺

京都では金閣寺にも行った。

浪人、学生時代の二年を京都で過ごしたが
一切史跡を回らない、勿体無い生活だった私には
中学の修学旅行依頼の金閣寺となった。

先に訪ねていた文化財修復の権威の方の御父上が
金閣寺の昭和の修復で指揮をとられていた。

中学時代、すすけたような見すぼらしい金閣寺を
こんなものか・・・と見ていた私には
生まれ変わった金閣の姿には圧倒された。


「仏壇が外にあるようなもんやからなぁ
 野ざらしですごいなぁ」

漆と金箔で外装された金閣寺は材料だけでいうなら
仏壇と一緒です。
しかし材料の吟味や加工の工夫、
そして大変高度で研究実験を重ねられた独特の塗り技術が、
ヒノキと漆と金箔の建造物に驚くべき耐性を与えていた。

「必ずこの技術を仏壇に転用させよう」

500年仏壇の肝である、耐性のヒントを得られた。金閣寺

投稿者:与五朗(よご)at 10 :09 | 開発裏話 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月29 日

選抜、ペナント、大リーグ・・・作業の天敵

親方には2つの外せない楽しみがある。

飲酒と野球観戦だ。

選抜のこの時期、作業もそこそこに
すぐTVの前にやってくる。
星陵

現在も、星陵の試合を観戦中。
さすがに飲酒は家に帰ってからだ(プチアル中)。

ナイターならいいが、甲子園や大リーグは
昼日中だから仕事が進まない。

そういえば昨年は、その活躍に感動した親方は仕事そっちのけで
松井に贈るんだと、蒔絵のバットをせっせと造っていた。
どうやら無事に先方の手に届いたそうだが.

しかし星陵、厳しい試合だなぁ・・・

投稿者:与五朗(よご)at 10 :39 | 伝統工芸 | コメント(4 ) | トラックバック(0 )

スナフキン・・・やっぱカッコエエわぁ

スナフキン
ナガシゲさんのblogからたどり着いた旅団さんのblog.

元(別に時間と金が無いだけで活動停止中のつもりだから元とはいいたくない)旅人としてはかなり刺激が強かった。

はぁ・・・

ガキの頃からスナフキンの自由さに憧れていたけど、
この年になってもスナフキンはカッコいいと思える。

大杉青年(団長?)さん、なかなかスナフキンぽいなぁ 

投稿者:与五朗(よご)at 00 :38 | 海外流浪 旅日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月28 日

米ぬか油で家具の艶出し!?

小松に生活アート工房という
ハイセンスな木工家具屋さんがあります。
(リンク参照)

そこが一押しの品が

「米ぬかウッドオイル」
米ぬかオイル

名前のまま、米ぬかから取れた油です。
既製のワックスと異なり完全天然素材のため
体に無害の優れものです。

米ぬかを袋につめて、柱や床を磨くあげることは
昔からあったそうなので
そうした古いおばあちゃんの知恵袋を
現代風に蘇らしたってことですね。 

投稿者:与五朗(よご)at 14 :03 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月27 日

タコ、二足歩行する!

驚いた。

なんか、タコのニ足歩行をカリフォルニア大学が
撮影したとか。

あるラジオで、その話題で盛り上がり愛媛の方から、
「漁師の間では知られた事実。岩の上に立っていたり、
 夜な夜な畑を荒らしに歩いてくる」
と報告。

 ↓ こういうことなのか!?
たこ たつ

と、ネットでカリフォルニア大学の映像を発見。


メジロダコ:
2足歩行を撮影 米カリフォルニア大のチーム

投稿者:与五朗(よご)at 18 :53 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

リーマン兄弟・・・

私が大阪で勤めていた会社は、かのリーマン兄弟と提携していた。
貸し渋る国内金融機関に痺れをきらした社長が選んだ道だった。

私が退社して一年程経たころ、元同僚から一部資産を
リーマンに売却し始めたと聞いた。

切符のいい友人の顔をして近づいてきたリーマン兄弟が、
隠していた牙を見せはじめたような気がしたものです。
その後の詳細は聞いていませんが。

当時、社長は当時35才前後で、かつ私が在籍した6年間に
年商が18億から110億円にまで伸びた新進企業。
そんな会社とリーマン兄弟との提携。

規模は違いますが、なにか今回の件とダブらせてながめています。

投稿者:与五朗(よご)at 11 :30 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月26 日

逸品開発計画 A

500年の時代を超える仏壇を造りたい、
親方のかねてからの思いを実現するために
私達は京都へ飛んだ。

京都には、文化財修復の権威である方にお会いし
ご助言とご協力をお願いする目的であった。

田舎のイチ仏壇工房の突然のアポイントにも大変
ご丁寧に応対して下さり、大変深いお話を
いただけた。

逸品開発において、大きく方向性が固まった京都行であった。
kyouto

投稿者:与五朗(よご)at 14 :05 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月24 日

塗師屋のくしゃみ

幸いうちの工房には花粉症の人間はいない。

にもかかわらず、一人親方がくしゃみし続けている。
くしゃみ

錆下地を砥石で研ぐさいの乾いた漆の粉が原因だ。
(漆の粉なので体には良いと思う)

しかし、ふと気づいた。
同じ研ぎをしていた川村さんは全く、くしゃみをしない。

親方・・・、認めたくはないのかもしれんが、もしや・・・


投稿者:与五朗(よご)at 14 :08 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月23 日

逸品開発 @

今から7年前の平成10年は蓮如上人の500回忌でした。 そのとき、法要に参加した親方はふとこう思った。 「自分の造った仏壇の前で500年後の人たちに  手を合わせてもらえたら」 その思いを暖めつつ今日まで来たのだが、先年漸く 実現に向けて動くことになった。 ○技術課題・テーマは @木材の選択 A木地組み B漆の選択 C塗り D天然素材のみで造る kadai そして、私たちは京都に飛んだ。

投稿者:与五朗(よご)at 12 :24 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月22 日

工房図鑑A 漆ベラ

工房図鑑A 漆ベラ

錆下地、本堅地などの漆ベースの下地の場合刷毛ではなく
ヘラで下地を付けます。
ケーキ職人さんがクリームを薄く付けるような感じです。

へら

手塗仏壇は通常、仏師地(泥地)というニカワベースの
下地刷毛塗りです。
ヘラ付けの下地は熟練が必要とされ、
材料も高い為、現在はほとんど見られない。

最近美川仏壇が見直されている一番の要因は、全国でも
珍しく、錆下地を常用している産地だからです。

材を塗師が各々の好みに削り出して使うのですが、
近年の良材不足で満足のいく品が手に入り難く
なっています。


投稿者:与五朗(よご)at 12 :12 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月21 日

太陽が真西に沈む日 〜彼岸〜

昨日がお彼岸中日でした。

お彼岸は春分の日と秋分の日を中日としてそれぞれ
前後三日の一週間づつの期間です。

春秋分は太陽が真東から昇り、真西に沈む日。
彼岸

西方へ十万国の仏国土の先にある阿弥陀様の極楽浄土があるとされるため、
真西に太陽が沈む日に特別の意味があったのです。

実際、夕日に向かって手を合わせ、彼岸(悟りの世界)を想う業も
古来よりあったそうですし。

確かに綺麗な夕焼け空なんかをみると(特に海で)、
不思議と魂が開放されたような幸せな気分になるもんです。

投稿者:与五朗(よご)at 10 :59 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月20 日

工房図鑑@ 漆刷毛

工房図鑑@ 漆刷毛

漆刷毛
漆刷毛は仏像、仏具を漆で塗るために12世紀頃に
用いられ始めたといいます。

毛は古くから人毛が用いられ、鉛筆の芯のように
中を上まで通ってます。使用者が毛先を削りながら
使用するので、時間とともに短くなっていきます。
 
全通の刷毛は数十年かけて使います。

しかし人毛全通しの刷毛は大変高価なため、
親方は使い道に応じて牛や馬の毛のもの、
半通しのもの等も使い分けます。
(色んな幅の刷毛を用います)

前に職人の系譜がどんどん断たれていると
言いましたが、漆刷毛などの塗師に必須の道具を
作る職人さん方もわずかになっており、良い道具
自体が手に入り難いという問題に直面しています。


投稿者:与五朗(よご)at 13 :30 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月19 日

ハンドルネーム占いにより・・・

ハンドルネーム占いなるサイト発見。

さて「与五郎ざ」はと・・・
恋愛運:C 健康運:C 成功運:C 金運:A   凶×

占いは信じませんが気分が悪いので

「与五朗」
恋愛運:B 健康運:A 成功運:A 金運:A   大吉◎

に変更です。
結構面白いのでお試しになってはいかが?

ハンドルネーム占い

投稿者:与五朗(よご)at 17 :41 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(1 )

仏壇塗師の就職試験

親方が弟子入り仕立ての頃の話。

仏壇の塗職人にとって最優先の適性条件は
手先の器用さでも真面目さでもなかった。

なにより
「漆にかぶれるかどうか」
ということじゃった。

そして、そんな仏壇職人には影の就職試験があったそうな。


弟子入り初日の緊張する少年。
なにやらほくそ笑んで忍び寄る先輩職人。

先輩は少年に気づかれないように話しかける不利をしながら
首筋の肌の弱いところに、強い生漆をたっぷりつけるのじゃった。
むかしむかし

間もなく、繊細な者は首に強烈な痒みをおぼえ真っ赤にかぶれる。
不合格じゃ。(現代だと人権侵害で訴えかねられない^^;)

首に黒い痕をついていることも知らず、のほほんと仕事を続ける者。
合格じゃ。

こうした厳しい試練(漆に弱い人には地獄のような仕打ちである)
を越えて、初めて仏壇塗師の道が開かれたのじゃった。


投稿者:与五朗(よご)at 13 :23 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月18 日

お取引先様の名説法

うちの親方は仏法に明るい。

実際のところ、仏壇屋だからといって、
仏事には通じていたとしても
必ずしも仏法に通じているとは限らない。

親方は私にも仏法を学べという。
ちょうどうちの出入りの高岡の仏具屋さんに
滅法仏法に通じた方がおられる。
その人の話を聞くといいと言われた。

それ以来、その人は営業でこられても、
一切営業活動はせず興味深く聞き入る私に、
小一時間説法だけして帰られる。
法話

これがまた解り易く大変勉強になるんだ。
私は月一のその方の来店を楽しみにしている。

ただ、その仏具屋さん、商売として
ちゃんと成り立っているのか心配だ。

投稿者:与五朗(よご)at 11 :55 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月17 日

失われつつある名工の系譜

当工房の木地師、永島さんは県内の仏壇業界では
一目も二目も置かれる超一流の職人だ。

しかし三代にわたる永島家の木地には跡取りがいない。

職人への発注単価はどんどん下がり、永島さんのように
仕事に妥協できない人ほど赤字になる時代だ。

だから時代に合わせられない永島さんは弟子を取らない。

「自分の代で消えるのであれば、時代の流れやから」

という。

金沢和傘の松田弘さんも弟子を取らない。

総手造りの金沢和傘は月産20本。
売値は25000円前後だが材料代など原価は相当いくそうだ。
年季70年、全工程を一人で作る全国で唯一人の名工の
評価として正当なのだろうか。

「若い人は会社勤めのほうが収入になるし幸せやわいや」

と松田さんは屈託なく笑う。

石川県のアイデンティティとは文化力だと思う。

文化を支えるのはゼネコンが造る巨大駅舎や県庁では無い。

人だ。間違いない(本気)

100万都市1000万都市を向こうにまわして、
日本屈指の文化立国たらしめたのは、
名も無い多くの職人達の力ではなかったでしょうか。

いま、石川の文化を支えてきた名も無い多くの系譜が
断たれようとしている事実を知っていただきたいのです。

投稿者:与五朗(よご)at 14 :58 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

いま決めた、資格取る!

前から考えてはいたが、ネットでいろいろ調べて
(実際は何人かの資格受験者のblog見ただけ)
いま決めた。

「資格取る」

↓ blogを読んでスーパーサイヤ人化
し か く〜っ!!

それも こっそりいうと国家■てやつ・・・ 
ここで宣言したから逃げれんし、
挑戦の推移もここで報告しよー、取れるまで。


投稿者:与五朗(よご)at 00 :30 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月16 日

うるし

うるし
天然の漆を下地から100%使っている仏壇は今じゃかなり珍しい。

うちの親方は頑固だから、世の中が化学樹脂塗料に
変っていくなかでも天然漆の手塗りにこだわってきた。
そんな親方に惚れ込んで私も親方の元に入った。

さて、天然の漆がいかに素晴らしいかということを
皆さんに知ってほしい。

〜魅力〜

@ 実は半透明のため、塗り重ねが多い程に奥艶がでる。
B 漆黒という言葉が生まれる程に美しい色
A シックハウスとは無縁の天然材(健康・安全)
B 含有される酵母は生き続けており時間をかけて漆を固める。
C 通気性を持ち水分調整をするため、木地をベストに保つ。
D 抗菌作用がある。
E 木地の伸縮に合わせて伸縮する。
F 熱に強い  
 (下地塗り段階の板にライターの火で直に炙ったが大丈夫だった)
                      とか

〜難点〜

@ 紫外線に弱い(化学塗料も弱いがもうひとつ弱い)
A 吹き付けに向いてない。(必然手塗りになる)
B 乾燥に時間がかかる。
C 乾く前の状態ではかぶれる場合がある。
                      とか

ま、漆の色・艶・肌理(キメ)にはまった私には難点すら魅力^^

だいたい色・艶・肌理(キメ)なんて、
まるで和服の似合う大人の女性のようでしょ。
容易にはいかないからこそ、返って心奪われるってもんだ。

※ある漆芸家さんの話では最近、漆芸を目指す若者は
 最初から漆芸家になりたかったのではなく、
 漆そのものに魅了された漆マニアが多いそうです。

投稿者:与五朗(よご)at 14 :53 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月15 日

プンタアレナスの風 〜piscoの香に包まれて〜   最終回

この馬鹿鬼、さっきよりスピード上がっとるやないけぇ!!
多分、アクセルベタ踏み〜〜っ!!
前方にはトロトロ走るファミリーワゴンが急迫!!
激突!

避けろ〜っ!!!

馬鹿鬼は対向車線へハンドルをきった。

ぎゃぁ〜〜〜っ!!!!!!

なんと対向車線にはいかにも外国っぽい大型トレーラーが
こちらに向かって一直線!!

側道の無い道路は2mほど盛り上げられた上に
造られており、道から外れれば百数十kmで吹っ飛ぶ。
逃げ道は対向車線しかない。
(こういうことを0コンマ数秒で結構考えたりしてる)

顔は見えないがトレーラーも焦っているのが伝わってくる。
向こうにも逃げ場はない!

死ぬ〜っ!!! さよなら、愛しのあの娘〜!!!

ファミリーワゴンとトレーラーがギリギリ脇に
寄って出来た間のスペースに赤鬼は飛び込んだ!!

ガガガーーンッ!!バリバリバリッ!!!

横の窓が一瞬壁になり、火花とかいろんな物が飛び散り
次の瞬間、青い空と荒野の景色が戻った。

奇跡か!見事に両側を削りながらも推定100km
(減速はしていた)で間をすり・・・擦り抜けたのだ。

ミラーは両方無くなっている。両側のボディはガリガリだ。
いやしかし何より、生きている。
人生で初めて生きていることを実感できた。

前に増水の四万十川の川下りで溺れ死にかけたときでさえ
水を飲んでパニックになった分恐怖はなかった。
今回は妙に冷静でその瞬間まで目が開いていた。
それだけに死を冷静に覚悟していたみたい。

「あぁ、生きている」

赤鬼は車を止め、渋い顔でひとしきり車を見た後
ファミリーワゴンのお父さんとなにやら話している。

僕達はこの隙に逃げようかとも企んだが、大きな荷物と
荒野という状況を考えあきらめた。

10分も待ったか。眉間にしわを寄せた馬鹿鬼が車に戻った。

「オメラ、どごまで行くって?」

「いや、だからプンタアレナスまで」

「予定変わったから手前のマーケットで降ろす」

「!」

かなり手前の郊外型ストアだが、少しでも早く降りれるのは
ありがたい。

「わかった」

「ところで、そこまでで10万ペソ(1万ペソ1700円位)だ」

白タク!?示談で金取られて急遽、僕達に矛先が向いたのか!?

僕達は金がなかった・・・
一ヶ月以上も一日の宿、飯代を800円で抑える生活をしていた。

「払えるか!んなもん」
と実際はもう少しやさしめに言ってみた。

ギロッ「10万だ」

「3万」

「8万」

「頼む5万が限界」

「解った5万でええ」

恐喝金額の値引き交渉をしたのは初めてだった・・・

さすがに、馬鹿鬼も安全運転でマーケットまで走った。
マーケットにはオープン直前で客達の車が集まっている。
何やら、文明に戻ったようでホッとした。

車から降りると、馬鹿に金をわたし、
一応馬鹿の方から差し出してきた手を握り返した。
僕の人生で唯一、憎しみだけを込めたシェイクハンドだった。

馬鹿は、そのあともますますボロくなった愛車を見て回り、
僕達になにか言いたげであったが、さっさとその場を去った。

半球の青空を見上げ、大きくひとつだけ深呼吸する。

僕は、スピルバーグの「激突!」を見終わったときのような
不思議な、疲労感と爽快感に包まれていた。

             おわり

(注)これは仏壇工房「佛檀の山本」の日記です。
        

投稿者:与五朗(よご)at 10 :26 | 海外流浪 旅日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月14 日

プンタアレナスの風 〜piscoの香りに包まれて〜 A

高さ80cm程のバックパック(でかいリュック)がドアに引っかかり
乗り込むのに手間取ったが、僕は助手席、連れは後部に乗り込んだ。

乗った瞬間に車内に充満するpsicoのアルコール臭が鼻を襲う。
足元には空き瓶が2本、なにやら後ろにも数本転がっているようだ。

ひえ〜、一晩中お飲みになってたのねぇ〜!

はやくも、乗り込んだことを深ぁく後悔しながら

「神様、仏様、おじいちゃ〜ん」

当時はまだ学生だったので、信仰がはっきりしない言葉を
つぶやき、下腹の辺りに手を置いたふりで、手を合わせた。

キュ キュ キュ キュ キューーッ!!!

豪快にホイールを空回しさせて、白煙を上げて赤鬼の車は急発進。

「おめら、中国人か」

「いや、日本人だ」

「おぉ、おらぁ日本人大好きだ。友達がいるぞ」

プンタアレナスは南アメリカ大陸南端に近い港町で、
日本の遠洋マグロ漁船の男達が立ち寄ることがあると聞く。
おそらく、日本人と知り合ったことはあるのだろう。

「ところで、これの飲め」

いきなり、ラッパ飲みしているボトルを差し出してくる。
なんか、汚いし、病気やだし、何かのときには
怜悧な頭脳と反射神経で生還したいので、断った。
赤鬼

「ほか、じゃ、これで飲め」

どこからか紙コップを出してきてダッシュボードの上で
注ごうとしているではないか。
赤鬼ドライバーの目は紙コップだけに注がれている。
窓の外の景色は飛ぶように後ろへと消え去っていく。
150キロ前後は出ているだろう。

「さ、飲め」

頼む、飲みますから、飲ませていただきますから、

ちゃんと前を見て暴走して下さい〜っ!

いっそ、恐怖を紛らわそうと都合よく自分を説き伏せ、
紙コップの中身を一気に流し込んだ。
喉は焼きつき、鼻腔を熱い息が通り抜けた。

車の通りがほとんど無い早朝の荒野の一本道だが、
暫くすると前方に先行する一台が見えてきた。

「え?」

同じ進行方向に向かって走っているはずの車が見る見る
近づいてくる。
速度差が100kmもあれば当然だった・・・

キーーーーッツ

フルブレーキと白煙!

間の前にテールが迫った!
ま、間に合わん!!

赤鬼は咄嗟にハンドルを切り対向車線に逃げた。

シュンッ!

空気がぶつかる音と共にその車は
猛スピードで僕達の車の脇をかすめて後ろの彼方へ消えた。

「OK だいじょぶだぁ。おらぁ運転自信あんだ」

嘘だ、大丈夫な訳がない。

「やっぱ、ここで降りるよ」(どうかオロシテクレー)

冷静を装い、できるだけフレンドリーに頼んでみる。

「ギロッ」

赤鬼は一瞥だけして走り続ける。

何も言えなくなった・・・

実は僕達が強く言えない理由は、赤鬼の脅威の体格だけではないのだ。
助手席に一本、後部に一本無造作に転がっている、巨大なサバイバルナイフ。
一本は乗ったときに僕の尻の下だ。
後ろのはヒデオがシートの下に隠した。

しかし、これだけナイフがゴロゴロ置いてあると、
赤鬼自身も肌身につけている可能性がある。

刺されて死ぬ可能性を選ぶか、事故で死ぬ可能性を選ぶか・・・

こんな究極の選択に、答えがでるかぁ!

何やら、ずっと赤鬼は僕や後ろの連れの方を見て話しかけてくる。
僕はもはや、適当な相槌だけ返すだけだ。余裕がない。

ふいに後ろのヒデオが叫んだ!

「前 まえぇ〜」

うわぁ、また一台、先行車が猛烈な勢いで迫ってくる〜!!!

                               (つづく)


投稿者:与五朗(よご)at 10 :54 | 海外流浪 旅日記 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月13 日

プンタアレナスの風 〜piscoの香りに包まれて〜 @

10年前の今頃、僕は大学の親友ヒデオと地球の裏側チリの最南端の港町
プンタアレナス郊外の荒野の一本道にいた。

一日一本朝一番のプエルトモンからの航空便で空港に到着したが
日曜はタクシーもバスも休みでいやしない。

仕方が無いので連れと二人、ヒッチハイクで
30kmはなれたプンタアレナスまで行くことにする。

プンタアレナス方向に歩きながら親指を立て続けること一時間、
ようやく一台の大きくて古いアメ車が猛スピードで目の前を過ぎる。

「!」

煙幕のような砂煙を巻きたて、強烈なブレーキ音とブレーキ痕を残して、
50mも先で止まった。

「・・・」

フルスロットルバックで奴は僕達のところまで戻ってくる。

「・・・」


デコボコな車体の窓から身を乗り出した男は20代半ばで丈は190cm、体重120kgはありそうな車体に合相応しい巨漢だ.
なにやら焦点の定まらない目でその男は言った。

「おい、おめら、どこさいぐんだ?のっでけ(イメージ)」

いやな予感はしていた。

片手にはpiscoというチリ名物の度数の高い焼酎ボトルが握られている。
口から強烈なアルコール臭を放つ赤鬼のようなその男は、
片手にpisco(チリの有名な度数の高い焼酎)のボトルを握り締めている。

飲酒運転というか、飲酒ing運転・・・

酩酊状態じゃねぇか!!
出会い

ラガーマンのヒデオよ、キッパリ男らしく断ってくれ!
と連れに期待の目を投げかけたが、愛想笑いをしてヘラヘラしている。

なんて頼りにならない筋肉だ・・・

けっきょく僕達はきっぱり断ることもできず・・・乗ってしまった。

あぁそうさ、怖かったさ。断る勇気がなかったさ。

しかし、このあと僕達は人生最恐の瞬間へと突き進む・・・

                           (つづく)


なんか暫く、工房と関係なさそうでスミマセン。

投稿者:与五朗(よご)at 11 :48 | 海外流浪 旅日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月12 日

伽羅の香ゆらぐ

香木の中でも群を抜いて貴重な伽羅。

以前、その刻み(1mm〜2mm程度の木片)を線香製造元さんから
分けていただいた。

良いものだと、8000円/gくらいするらしい!!

良いものは正式な作法で、と私は早速聞香の基本道具を揃え
香道のサイトの教えのとおりに伽羅をたいてみた。
香


一度に0.3gほどを使うのだが、それが数千円分だと思うと
香りを楽しむ前に、目の前で煙を出しながら炭になっていく
木端ばかりが気になる。

なんという小市民ぶり!

「まぁ、いいや。無くなったらまた線香屋さんにねだろぉ!」

そう開き直ってあらためて香りを楽しむと
確かになんとも上品で、幸せな時間がうまれる。

投稿者:与五朗(よご)at 11 :34 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月11 日

バックの際は気をつけて

お仏壇を運ぶのに使ううちのトラックです。

タクミ号

このトラック、人に貸すと入庫の際にバックで軒先をやられます。

ん!

それで思い出した。

トラックバック大歓迎です。

投稿者:与五朗(よご)at 10 :57 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(1 )

2005 年3 月10 日

〜完全注文品をデザインする〜 の巻き

うちは、木地塗り一貫製造の工房のだから
完全オーダーの一品物の注文の割合が多い。

寸法を決め、形や加飾、蒔絵、使用材
(たまに「うちの庭のイチョウで造ってほしい」とかあるから)
の希望を聞き、ご予算を確認してデザインする。

デザイン??

親方がチラシの裏にフリーハンドで書いたもの^^。
しかも筆ペン・・・
(ただしそれが十数枚に及ぶのだが)
でざいん?

ところが、私が、そのチラシの裏の注釈の寸法や指定どおりに
図面化すると見事なバランスの形に出来上がるから驚く。

あとは、私が趣味でさわるイラストレーターで
イメージをイラストにしてお客様に確認してもらう。

ちなみに最近は、極力造りを単純にして蒔絵や加飾を無くし、
かわりに使用木材や塗りにこだわる方が増えてきた。

うん、お客様が賢くなってきている。

投稿者:与五朗(よご)at 17 :10 | 伝統工芸 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月9 日

コチ(犬 雑種 ♀ 享年18才)

生まれ落ちる瞬間から18年付き合った飼い犬が
死んでもうすぐ一周忌だ。

仏壇屋で働く身ながらペット仏壇を買う人の
気持ちが良くわかる。

なんか、商売臭をプンプンさせてるのが嫌だが
それでも確かに欲しい・・・

浄土真宗の教えには合わないけど・・・

こち
コチ ハートまみれ

投稿者:与五朗(よご)at 15 :00 | 伝統工芸 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月8 日

「い〜っきゅうさん いっきゅうさん」   

「い〜っきゅうさん いっきゅうさん 米○のいっきゅ〜さん」
と鼻歌を歌いながら仏壇を造る親方(泣)

「あの子達にもわかる日がくる」の黒○さん。
あの子供達が今、もうわかる日がきたのか気になる私。
(だって私と同じ位の年齢のはずだ)

すっかり、大きい仏壇店さんの広告にはまっている佛檀の山本。

さすがにTVCMは無理やけど
うちも何か広告くらい考えていかないとと思っている。

なんと、常日頃店の前を通っている人ですら、ここに仏壇店があると
認知していないという事実が発覚したんだ!

で、どこに頼むべきか。
オン○ラートかな、F○VOかな。それとも北○新聞(nskさんに世話になってるし)
親方と二人、真剣に検討中だ。

でも調べてみると掲載料って結構高いんやね。
売り上げ効果をみて出来高制ってのはダメ?
鼻歌

投稿者:与五朗(よご)at 18 :35 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

金沢和傘 80歳の情熱

和傘職人 松田弘さん
金沢和傘の松田さんのことは結構皆さんご存知のようだ。
松田さんはうちの親方主宰の匠倶楽部のメンバーのお一人で
昨日、松田さんのところへお使いに行ってきた。

実は新年会のときに、松田さんから

「戦前、和傘屋が百件あったころに皆が競って造った
 文化仕上げの傘を復活させたいんや」

と持ちかけられた。

「文化仕上げの傘???」

実は傘の骨や軸が本当の漆塗りで蒔絵などをあしらった品らしい。
つまり傘を閉じた時に、蒔絵が現れる粋な和傘のよう。

金沢和傘唯一の伝承者となった松田さんとしては、
古き良き時代の技をなんとしても残しておきたいとの思いがあったのだ。

80歳の職人の情熱に驚かされた。

昨日は

「よっしゃ、やりましょう」

という返事を伝えに行った次第。

投稿者:与五朗(よご)at 11 :50 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月7 日

肩乗りミーコ(猫♀ 6ヶ月)

佐竹さんから頼まれていた
稲穂漆器のパンフを作って届ける。

また、ミーコ(猫♀6ヶ月)を肩に乗せて遊ぶ。

肩に乗せると座り込んで耳を噛んだり、首を舐めたりと
なかなかにえっちな猫だ。

そして寝る。
ふわふわ、ほかほかの襟巻きだ。
肩乗りミーコ

投稿者:与五朗(よご)at 09 :40 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月6 日

御貴富璃のたまごが・・・

仏壇のお洗濯。

うちは完全に分解して洗い、修理をするが
最大の悩みは御貴富璃達(こう書くと一寸上品な生き物に思える)だ。

私は恥かしながらやつらの歩いた後すら数日触れないほど
やつらを苦手としている。

仏壇には、やつらの子供達が詰まった黒い袋がついていることが
結構多い。

しかも、多いときは数十個も・・・
ご本人のミイラや糞なんかも・・・

お供えものや御仏飯を上げたままにしておかないようにしましょうね。

やつらの狙いはそれだ!  
そして結構、やつらの巣と化しているお仏壇は多いんだ!

まちがいない!!


※姿を想像することすら鳥肌ものなので、絵は書けませんでした。すみません。

投稿者:与五朗(よご)at 10 :09 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月5 日

電話会社代理店さんの電話営業で思ふこと

一日一件は必ずかかってくる、電話会社の代理店の営業電話。
そのつど仕事の手を止められる迷惑はさて置き、

最近は「N○Tコミュニケーションズの○△です」
とか「KD●Iですがご確認のお電話です」

とか、代理店であることをうまく伏せた電話が多い。

「N○Tコミュニケーションズの代理店○★の○△です」
「KD●I代理店■○の★■ですが、この度KD●Iから連絡を頂き
 お電話いたしました」

とか、せめて正しく名乗るべきではなかろうかと私なんかは思う。

うちもお客様商売ですからそんな電話であってもそのつど丁寧応対しますが、
心の中では少なからず

「営業とはいえもう少しフェアにやろうや」

などとつぶやいてしまう。

それともこんな綺麗ごといってるようでは この時代生き残れないの?
営業電話

投稿者:与五朗(よご)at 14 :12 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月4 日

「もみ殻」+「漆」+「天然素材」(謎)=

山中塗りの佐竹辰五郎さん来店。

6年かけて開発したもみ殻を素地とした漆器の
プレゼン資料の打ち合わせ。

「もみ殻」+「漆」+「天然素材←教えてくれない」

健康、安全、環境に優れている器で手や口の触感がとてもやさしい。

酒米のもみ殻で杯を造って、その酒米から産まれた酒を飲るってのも
大人でオツな楽しみ方ではなかろうか。

完全天然素材に頑なにこだわってるんで、塗手間や漆代がかかり
単価が若干高めなのが課題やけど漆器としてはむしろ安価かな。

造り手は自己満足に陥りがちなので、皆さんの意見があったら
ぜひお聞かせください。
ビッグサイト 真

投稿者:与五朗(よご)at 13 :33 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月3 日

木地職人 永島!!

親方(塗箔師)と永島さん(木地師)、私で月例ミーティング。

議題は木地製作の効率化について。
会議

美川仏壇の木地は合板を一切使わず、クサマキやイチョウなど高級材を使うため、材料費が結構かかる。

うちの永島さんは徹底したこだわりで作りこむ根っからの職人のため、今じゃ日本でも屈指の木地師で、製作期間が極端に長い。

にもかかわらず、仏壇の寿命を決めるともいえる木地の地位が仏壇業界では非常に低い。故に、材料代や職人の技術の関わらず価格が抑えられており、稼動すればするほど赤字になりかねない部門となった。

親方は永島さんの技を失わせないため(後継者育成のため)に、男気で木地部門を立ち上げたところがある。企画営業担当の私としても、なんとか事業として軌道にのせるためにがんばらなくてはならない。

仏壇の価値は見てくれの派手さではなく、木地や下地塗りが大切であることを皆さんに伝える努力も必要だと反省した。

投稿者:与五朗(よご)at 12 :19 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月2 日

花粉+磨ぎくず=???

このblogのサブタイトル漆はかぶれる。

磨ぎ

塗りの下地を生漆ベースの錆で付けるうちでは、
磨ぐ作業の時にでる漆の粉に悩む。

粉末化した漆が飛散して悲惨・・・おやじ系駄洒落・・・

首やら手首やら柔肌な部分が猛烈に痒くなる。

さらに、この春例年30倍の花粉が飛び回るというし、


       恐怖 ((;゚Д゚)

って、まだ私は花粉症は発症してないけど

投稿者:与五朗(よご)at 12 :53 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年3 月1 日

白山連邦一望の工房2F

ペイントで窓からの眺望に挑戦してみた。

窓の眺望

実は今日は雲がかかっているから、前に撮ったデジカメ画像を元に。

晴天のときのうちの工房からの白山連邦の
姿は眺めていると時の流れを忘れるくらいいんだ。

寺井でも最近発展している地域だから、いつまでこの景色が
新しい建築物に邪魔されずに見られるんかちょと心配。


追記をみる

投稿者:与五朗(よご)at 11 :26 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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