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2005 年5 月31 日

末脚の使いどころを間違えると・・・

今日は、朝から補助金の説明会に、県庁への申請書提出に、漆展の申請提出にと金沢小松を行って帰って。

朝一番、高速に乗ったとたん、後ろに怪しいクラウン。
しかし、時間と戦っている今日はあえて、あれは違う!
と都合よくきめてかかり、ちょびっと制限速度より多めにアクセルを
踏んでいたような踏んでいなかったような。


ほんで、やっぱり「ウゥー」とかいって、
ミラー越しにサイレン廻ってるクラウン見えて、
切符きられました・・・。

ほんで、blog書く時間があるってのも変な話ですか?

スピード違反



投稿者:与五朗(よご)at 12 :55 | 伝統工芸 | コメント(4 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月30 日

末脚勝負!

ディープインパクト凄かったですねぇ。

竹騎手(兄)のレース後のインタビューの感動と興奮で振るえた声が
さらに凄ぶりを実感させましたね。

馬体が小さいし、気性は荒れ気味やし、
スタートで躓いて後方定位置になりかけてるし、
ほやけど異次元の末脚で無敗の二冠。

スター性抜群の馬の登場で
漸くJRAも人気回復?

って、漆展の応募期限は明日だよ!
私達も脅威の末脚を発揮して間に合わせなくては!!!

伝説?



投稿者:与五朗(よご)at 13 :34 | 日記 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月29 日

今から納品、元気をもらっといて良かったな

今から納品です。

早朝、日の出直前に元気を集めたので
余裕で、仏壇を運べそうです。

お客さんの笑顔でさらに元気を補充する予定です。

仏壇職人、心得の条


投稿者:与五朗(よご)at 12 :39 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

もう明るいぞ!!元気玉!!!

あぁ再生の時がきた。

また新しい一日の始まりだ。

なんか昨日までのオラとは違う。

ようし、今日からひとつ青春よもう一度キャンペーンだ!!

だから皆、オラに少しづつ力をわけてけろ。

ソウレ元気玉だぁ!!

元気玉


投稿者:与五朗(よご)at 04 :50 | 伝統工芸 | コメント(5 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月28 日

香の営業マン、K田さん来る

大阪は堺から老舗の香メーカーのK田さん来る。
製法、香材にこだわる品質第一のメーカーさんだ。

自慢の新作の線香をぜひに試して欲しいという。
全く新しいコンセプトの香造りらしい。


火を着けて 煙がたゆらう

なんか、甘く艶っぽい香りがあたりを覆い始めた。


例えるなら「夜の片町!?」



「これ女性の香水のイメージで作ったんですよ、どうです?」

「線香は女性が買うことが多いですし、
 自分が着けたくなる香りが線香になったら、
 やっぱり良いと思ってもらえると思うんですよね」

確かに、品の良い、大人の女性・・・着物姿のママを
思い浮かべてしまう香で悪くはない

けど・・・

うーん、女性モノの香水の香りを本当に好むのは
身にまとう女性なのか、
それともいつもそれに惑わされる男性なのか?

女性ターゲットならむしろ男性向け香水の香なんじゃ・・・

解らなくなったので、とりあえず置いてみようかな。

新作を試す



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投稿者:与五朗(よご)at 13 :16 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月27 日

国際漆展・石川2005

長らく更新を滞っている厨子開発の報告です。


雑ネタのウケがいいのでツイ美川仏壇製造元のblogという
立場を忘れ、あさっての方向に疾走する傾向があります。
お気をつけください。


石川県では三年に一回 石川デザインセンター主宰で
「国際漆展」が開催されています。

世界中の漆芸家が応募してくる、
さすが漆芸王国石川県と誇れる内容です。

前回の2002年の大賞作品の大塚智嗣先生の

「溜II――存在する闇 内包する光―より」


という作品。

一目惚れした私が親方に強く薦め、
親方がまた一目惚れし、
県デザインセンターさんと大塚先生に直談判して
作品使用契約に至り、進んでいるのが現厨子です。

そのご縁で、この厨子を今年の国際漆展に出品しないかと
デザインセンターさんからお誘いを頂いている。

世界の漆芸家さん達の祭典なので、私達の厨子は
参考出品の形なんですが、普通、仏壇職人の出る幕ではないので
大変光栄に思い、鋭意製作中です。


しかし申請期限が5月31日必着。
どう逆算してもぎりぎりです。

親方、頑張って下さい。
そして仏壇業界に新風を巻き起こしましょう。
         
申請期限間近



投稿者:与五朗(よご)at 13 :42 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月26 日

一部の方へ 「新撰組!」続編決定!!

待ち望んでました。

史実の間隙を狙う巧みな脚本が返って
頭の固い連中に罵倒され

若手の実力派の役者の起用が
王道大河ファンになじられ

それでも大河初の続編製作ということで祝

NHK大河「新撰組!」続編決定


投稿者:与五朗(よご)at 16 :49 | 発見 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

忘れたいけど、笑いを取れるネタなんで取ってある恥記憶@ つづき

二万人の中に捨てられた私は・・・

そして



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投稿者:与五朗(よご)at 13 :43 | | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月25 日

忘れたいけど、笑いを取れるネタなんで取ってある恥記憶@

まだ二十歳を過ぎたばかりの頃・・・

若かりし頃




※肌色の私は演出です。
 さすがに服は着ていたようです(記憶にはございません)

投稿者:与五朗(よご)at 19 :46 | | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

夢かない いざ習い事

水曜は休み。

で水墨教室が昼から。

年二週間位しか休みが無く、結婚している社員は皆
離婚していくような会社に勤めていたサラリーマン時代、
習い事がしたい欲求に駆られていた。

「英会話」「日本画」「習字」「そろばん!?」

こっちに帰ってきて漸く夢かなったというわけですが。

最近絵を描く欲求が、このblogで満たされているし
出品用の作品が書き終わって燃え尽きてからは
ほとんど家では筆を持っていない。

そうこのblogが、最近水墨の腕が上がらない原因なんです。
ペイントで描くのも、なかなか面白いんです。
筆や墨の用意やら片付けやら無くて楽なんです。

たぶん今日はそのへん怒られるだろう・・・

さて今日は何を描くんかな?


けいこすたいる

投稿者:与五朗(よご)at 12 :20 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

愛染明王

愛染明王の力強い表情が好きで
書いてみようと思ったが

なんか漫画チックで全然ダメだった・・・

愛染明王



投稿者:与五朗(よご)at 00 :40 | | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月24 日

直立する猫ってこんな感じ?

拾い物をupするのは主義に反するけど
あまりにカワイイので

>ウチの猫だって立つよ

と某掲示板にupされてたんですが。
りっかさんのコメントを読んで
「お気に入り○秘画像フォルダ」からほじくり出してきました。

直立の猫ってこんな感じ?



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投稿者:与五朗(よご)at 18 :45 | 発見 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

それでも風太がいいワケ

なんだなんだ。
どこのレッサーも立つみたいな様子だ。

いしかわ動物園まで!?

しかし、レッサーが立っただけではこれほど話題にはならない。
だって、立つでしょ普通。熊とかパンダって。

風太が話題になった理由はただひとつ。

一枚目のあの写真自体持つのインパクトのせいだと
おんまぅうぅやぉぉぉ。(はねとびのコンビニの爺さん風)

あの写真は今年のピューリッツァー候補ではないのか(無い!!)風太



投稿者:与五朗(よご)at 12 :56 | 日記 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月23 日

フル回転

飲み付き合いに走り回りながら
休み返上で仕上げてきた注文品がようやく
昨日完成していたのだが、

その連絡を受けたお客さんが
突然今朝「早速見たい」と店にこられた。

明け方まで飲んでいた親方は寝癖に無精ヒゲにシワだらけの服で
いつの間にやら泊まって寝ていた友人のお宅から直行してきた。

まぁ、なにわともあれお客様は大変な喜びようで
親方もしばし二日酔いも忘れていたようだ。

しかし、着替えにいったん家に戻った後
すぐに地場産センターの集まりへ参加のため出て行かれた。
フラフラになりながら。

大丈夫だろうか?


完成しました

投稿者:与五朗(よご)at 12 :52 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月22 日

土曜深夜と日曜夕方 

今日は留守番なんでblogしようか。

土曜深夜のオールナイトニッポンと
日耀夕方のFMは息だけで落とす男

「福山雅治」の番組だ。



男から見ても確かにカッコイイ。



パンピー(死語か!?)男同士の普段の会話のような
バカ丸出しの下ネタがいい。

災害ルポやスポーツルポなんかの硬派な面もいい。

ヒラタクワガタがいい。

メロディと歌詞と声がいい。

悔しいがルックスがいいことすら許せてしまう。








土曜の方は今ヤリタイライダーとカーマスートラが盛り上がっている。
(バカ丸出し真骨頂の下ネタなんでこのblogで紹介することを躊躇する)

福山雅治のオールナイトニッポン 魂のラジオ

投稿者:与五朗(よご)at 15 :54 | 日記 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

昨日、今日、そして明日へ(酒飲みの戦い)

戦う仏壇職人 山本洋司 ここ三日間の酒戦歴


おととい・・・中小企業団体の企画委員の会合(泊りがけ)

昨日  ・・・三男坊の高校野球部のPTA親睦会→お帰り祭り(明方まで)

今日  ・・・昼からお帰り祭り(終了時間未定)

あしたのヨージ




燃えたよ・・・まっ白に・・・燃えつきた・・・まっ白な灰に・・

投稿者:与五朗(よご)at 12 :48 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月21 日

崇福寺で僧侶が放火って 



焦げた仏像


投稿者:与五朗(よご)at 13 :12 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月20 日

技を肴に酒も飲める

建具



左は表の拡大 右は裏の拡大 
割り箸より細い格子の組合わせ部分に驚く。
交互にするのはよじれを防ぐ為。

真ん中に通る白木の線は 1mm の木の
象嵌細工(本体の神代杉を削った溝に埋め込んである)

拡大



うちが誇る仏壇木地師永島さんの木地に、
この組子が収まった。

気が迫ってくる。

親方の塗りでさらに魂はこもるはず。

いろんな一流の職人技を間近に見れる幸せ。

投稿者:与五朗(よご)at 18 :35 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

深夜2時 国道8号 花火車 爆走

昨日、深夜・・・八号線、松任辺り

車を金沢から小松方向に走らせていたら
突然、目の前の地面が弾けた!!



  パンッ!



「何だ!?」


咄嗟にハンドルを切ると、再び今度はニ連発!


 
 シュルルルル パン パンッ!!!



ネズミ花火がなぜに、八号線上に???



 すると目の前を走るワゴンの窓から手が出てきて豪快な吹き上げ花火。



「綺麗だ・・・」とは思わず、

「なんや、くそガキが!下手したら事故るがいやっ!!」

と、すこしムカついて車を並べて大人としてたしなめる視線を送った。
(人はそれを「メンチを切る」とか「ガンをくれる」とかいう)

すると、無邪気に楽しそうなガキ共が三人・・・めっちゃ楽しそうだった。

なにか怒ってんのがアホらしくなって、
こっちも後ろについて笑顔で見学することにした。


花火車はなかなか見ごたえがあった。


やがて彼らは美川町のほうへ曲がっていった。




あ・・・お帰り祭りか!!




親方は今日、早じまいで臨戦態勢に入る!!!

花火車



投稿者:与五朗(よご)at 13 :43 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月19 日

伝統工芸における製品開発

伝統工芸品の製品開発に県の補助金制度があります。

今回、五倍泊厨子で補助金申請をしようと思ってます。

が・・・

 画期的な新分野製品や画期的素材・技術の利用など
 目新しい内容が対象ということです。
 文化財修復の特殊技術や、厨子といった既存するものは
 審査通過は難しいとのことです。
 
 大変高度な技術の為、施工できる者が殆んどいず、
 少なくとも仏壇厨子では初めて使われた技術での製品なのですが
 『伝統工芸新分野開拓等推進補助金』の
 
 『新分野』

 には当てはまりにくいそうです。

駄目もとで申請してみます。


・・・申請書類の封筒が届いて・・・その厚さに尻込みしましたが・・・



申請書の封筒


投稿者:与五朗(よご)at 12 :52 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月17 日

今日の作業場 〜秘密基地風〜見取り図

親方は二階で金箔押し続け。

河村さんは下で下地を研ぎ続け。

私は納期間近の洗濯仏壇の組み立て続け。

見取り図

BGMはMROラジオ。

中でも永六輔さんの番組は職人ネタが多く、
しかも永さんの深い見識からでる言葉なので
とても学ぶことが多い。
午前は皆で楽しみにしている番組だ。

永さんの職人話にあった言葉(あるサイトで見つけました)

『自分で稼いだお金は大事にお使いよ。
 だけどもらった金なんだったら、
 もうぱっとその場で使っちゃいな。
 で、稼いだんだかもらったんだが
 分からない性質の金ってものがある。
 これは受け取っちゃいけない金だ。 』(とある大工の棟梁談)

めちゃ解りやすいのに、深みのある言葉と思いません?

学は無かっただろう昔気質の職人さんの言葉が
現代社会の病巣の本質に迫っていませんか。


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投稿者:与五朗(よご)at 13 :28 | 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月16 日

今日の作業

無事帰還いたしました。
なんか、やっぱ学生時代の連れの結婚式はいいもんだ。

カンドーしたっ!



さて、本日は部分的に撒地という下地技法を用いた
製品の作業中です。


〜蒔地〜

木地に生漆(きうるし)を摺り込み、即座に
地の粉を蒔いて乾固させて研ぐ。
これを繰り返す下地技法。
とても堅く、また細かな凹凸まで綺麗に仕上がる
下地技法で、古来仏像や鎌倉彫などに使われた。
蒔地

今回は地の粉に変わり、硝煙を蒔いてます。
鼻の穴が真っ黒になります。

で、本当にカチカチに固まるので
研ぐ作業が大変なんです。

それだけに仕上がりが楽しみですが^^

蒔地まで使った仏壇はちょっと無いと思いますよ〜。


投稿者:与五朗(よご)at 13 :04 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月13 日

祝!

ねぇねぇ、みんな、ダールが結婚するぜ。

明日 式だよ。

だから東京にいかなきゃ。

祝福するぜダール、いい娘らしいな。

でも最近ヒトの幸せを見ると心がささくれ立つんだな、俺。

だから似顔絵に落書きしてやったぜぇー、Ψ(`∀´)Ψケケケ

ダール

ダール
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投稿者:与五朗(よご)at 10 :31 | 日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月12 日

海を越えてD

金具師、蒔絵師、箔彫師ともに
このサイズ用に初めての図案を書き下ろし、
大変苦労しながら作業作業していただきました。

サイズがサイズだけに半年でできると考えていた
こちらの見積もりは大外れで一年。

先方様にもひたすら謝罪しましたが、
複雑で細かな注文に誠実に応えようとする結果であると
ご理解いただけていたので大変寛容にお待ち下さいました。

漸く完成に至り、公邸にお持ちする運びとなり・・・
セレブな世界、足首まで沈む赤毛の絨毯におののきながら
無事お渡しし、
先方様にも大変お喜びいただき、
我が子のような真新しい仏壇は
海の向こうへと嫁いでいきました。
海の向こうへ

投稿者:与五朗(よご)at 14 :01 | 開発裏話 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月10 日

海を越えてC

大変な美術愛好家で親日家でもあられるお客様で
リクエストは非常に具体的で専門的でした。

私どもは電話、FAX、メール、郵便を用いて打合せを繰り返し
納得されるまで内容を煮詰めていきました。
遠距離打合

ある日、先方の秘書の方から
「大変なご身分の方なのでしっかりお願いします」
というような言葉を頂いたことがありました。

親方は、その返事の手紙に
「お客様が誰であろうと、私は常に精一杯の仕事をしています」
と書いた一行が私の心に残っています。

私は手紙を出しに行くとき、内心ビクビクしていましたが・・・

内容が決まり、漸く木地製作に取り掛かったのは年を越した
3月のことでした。

投稿者:与五朗(よご)at 14 :38 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月9 日

海を越えてB

宮殿のことを念頭に置きつつ
早速、図面製作に入った。


といっても、設計事務所でもない仏壇職人です。
CADだ、なんだとはいきません。

カレンダーの裏に原則実寸サイズで筆ペン(なぜかいつも筆ペンです)で
とにかくイメージにあう形をいくつも書いていきます。
フリーハンドです。

で、壁に貼り付け見比べ修正を加え、形を固めていきます。

とにかく仏壇の造りの基本を守りつつ
実寸代でフリーハンドでもなんでも
何枚もデザインを書き比べていくことで
最もお客様の要望にあう最も良いバランスの形に
煮詰めることができます。

ある程度形が決まると、実寸でやっぱり手書きで
今度は定規を使って清書の図面を書き上げます。
で各所の寸法を書き込みます。

あとは木地師がそのつたない二次元作品を
芸術的な三次元作品へと生まれ変わらせます。

図面を元に木地師と念入りに打ち合わせ
なんとか宮殿の縮小化の目処もたちました。
デザインは筆ペン

投稿者:与五朗(よご)at 18 :13 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

「毒」

(敬称略で失礼します)

お笑いが好きなので最近のブームも楽しんでいる。
が、ちょっとブームの芸人さん達に感じることがあった。

毒がないんじゃないかと・・・

練れたネタはあるが、毒がないなぁと。

カンンング竹山のキレ芸もなんか違うし(好きだが)
敢ていうならインパルスの板倉俊之と青木さやかの芸風、アンガールズ・猫ひろしの風貌に毒っ気を感じるかな。
あと、ドランクドラゴンの鈴木拓の天然ブリは確かに猛毒か^^




小さな成功ではなく大きく成功するためには毒が必要なのかな。

立川談志の毒、たけしの毒、永六輔の毒、開口健の毒、
司馬遼太郎の毒、徳光さんの毒、星野前阪神監督の毒、
ダウンタウウンの毒、アントニオ猪木の毒、ロンブー淳の毒、
三谷幸喜の毒、イチローの毒、草加拓海の毒、ゴルゴ13の毒(笑

この人達の毒は、豊富な知識や経験、実力を背景に、
明確な自分を持つ人物が放つアクの強い個性というか。
時代や環境に流されない確固たる主義、スタイル、思想。

ん、職人の毒・・・
そうや、身近にもぞろぞろいるわ、アクの強い存在^^
リンク貼ってるHPの人達とか。
うーん、毒を持つ職人は成功の法則には当てはまらないのか^^
まぁ、商売上手の職人て嘘臭いしね。




じゃあ、どうやろうか

官僚に蔓延する毒、公務員に蔓延する毒、JR西に蔓延する毒、
NHKに・・・JALに・・・政治家に・・・

個々人は、例えばお隣さんにいたりしたらいい人なんやと思う。

各々が最も時間を過ごす閉ざされた世界の職場のなかで
引き継がれてきた伝統的な慣習、常識、社風ってなものに
染まらずにはやっていかれない現実も解る。
やはり彼らも毒を持たなければ職場で成功できないでしょうし。

周囲に合わせられない存在は
先輩上司には青臭いと笑われ疎まれ、同僚後輩には後ろ指差され、
ほんで、やがては家族を路頭に迷わせかねないし・・・
新人君の高い志と、理想は、現実の渦のなかで毒に染められていく。

毒に染まる・・・染められて身に付けた毒・・・

それはめっちゃ解る。頑張ってる。


が、認めるわけにはいかない。
信用してつい行く他人の命を殺しかねない毒だ。




「薬でございっ」って面して
 2000人もの血友病患者をHIV感染させた血液製剤。

最悪の毒でしょ。

投稿者:与五朗(よご)at 10 :59 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月8 日

海を越えてA

秘書の方は、その方にある日私的にご相談を受けたそうです。

「伝統工法で造った日本の仏壇が欲しいから
 探して欲しい」

仏壇に関して、さほど知識もなかった秘書の方は
それこそ、東京中の仏壇店を歩き、日本中の仏壇産地を
ネットで調べて資料請求し、
また知り合いから情報を集めたそうです。

石川県能美郡寺井町、片田舎の小さな小さな佛檀の山本は、
私が当時作っていた1ページだけのHPがあったために
その膨大な情報の一角に引っかかったのでした。



そして、なんと選ばれました。

細かな条件を確認しました。

・ご自身も息子さんも外交官で世界中を転勤して歩くため、
 頻繁な長距離移動に耐える堅牢な木地と塗りであること。

・移動の兼ね合いと、都市型住宅が多い関係で
 棚の上におけるような小さな仏壇であること。

・サイズは小さくしても、造りは一切省略せず
 普通の仏壇を縮小したものであること、

・閉じたら、漆黒の美しさが際立つシンプルで上品な雰囲気、
 開いたら、伝統的な目映いばかりの金仏壇であること。

・五百年続く名門の家系であり、仏壇はこの先10代は
 守っていけるだけの耐久性を持つこと。

その他、蒔絵、装飾塗りにも細かな希望をいただいた。

堅牢な木地、塗り、耐久性に関しては本来、当工房が最も
誇りを持っている点であり、またそこを認められたわけで
まず、問題はありません。

蒔絵や装飾デザインも、注文生産しているので、
いつものことなので大丈夫でした。

問題は、サイズでした。

卓上サイズの場合、中の造形は多少簡略化して対応します。

しかし、今回は通常の宮殿(中にある屋根)をそのまま縮小して
卓上サイズの箱の中に収めなけらばならないのです。
仏壇を縮小する

仏壇とはもともと本山のミニチュアなのですが
さらに仏壇のミニチュアを漆塗りで造るといった様相です。

卓上サイズの仏壇は実際いろいろあります。
しかし、そこに通常規格と同じ形状の宮殿が入ったものは
これまで見たことがありませんでした。


投稿者:与五朗(よご)at 15 :27 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月7 日

海を越えて@

一昨年の年末に近い頃でした。

一枚のFAXが届いたのです。

「○△□国 ×●事務所 担当☆※

 美川仏壇の資料、カタログがあれば送付していただけないでしょうか。」

と書かれたものです。

近年、海外で粗悪なコピー品が造られることが多いので
美川仏壇のコピー品製造を目論む企業だと
勝手に推測した国際ビジネスに疎い私達は
失礼なことにそのまま無視していました。
FAX

十数日後、今度は一本の電話が鳴った。

「もしもし、○△□国 ×●事務所 担当☆※と申します。 
 先日FAXで資料請求したのですが、届かないもので
 確認のお電話をさせていただいたのですが・・・」

電話口の女性のとても丁寧で上品な雰囲気に驚きました。
お話を聞ききますと、

親日家で高い審美眼をお持ちの駐日の高級外交官の方が
どうしても先祖を奉るために日本の仏壇が欲しいと言われる。

電話の方は、その秘書さんでした。

「なぜ、こんな田舎のしかも小さな仏壇工房にこんな電話が
かかってきたのだろう?」

キツネにつままれた様な気持ちに。

しかしウチのような小さい仏壇店に気の利いた
カタログやパンフは無く、
慌てて今まで撮りためた作業写真や完成品をワードでまとめて
冊子にして送付しました。


投稿者:与五朗(よご)at 13 :04 | 開発裏話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月6 日

クレームのその後

今朝、親方は市の土木課に電話した。

役所の担当の方が飛んできた。
施工会社の責任者も飛んできた。

やっぱり、排水口工事の時のミスだった。

午後、施工責任会社の方が早速アスファルトを掘り返して直してくれた。

すぐ近所で、良くおばあちゃんがお線香買って行ってくれる会社だった。
迅速な対応にむしろお礼を言った。

ウチの持った分の経費は持ってくれると向こうから申し出てくれた。

気持ちの良い一日だった。

投稿者:与五朗(よご)at 18 :06 | 日記 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

佛檀の山本 昼休みのTV

職人の昼。

私は気を使って最初は昼にはNHKに合わせていた。
親方は河村さんに合わせてNHKでいいと思ってたようだ。
河村さんは親方に合わせてNHKでいいと思ってたようだ。

実は皆「いいともが見たかった」と後に判明。(結構軽い人たちだ・・・)
それからはいつもいいともを見て笑っている。

今日は、若い芸能人のプロ根性を見た。

鼻にドクダミの葉っぱをつめるSMAPの草薙君とゆうこりん。
アイドルなのに・・・
命を削って、幼少よりデブキャラを守り続けるベテラン若手の内山君。
いいとも見てたら

けっしてネタ切れじゃありませんよ。

おわリンコ

投稿者:与五朗(よご)at 12 :47 | 日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

良い塗り物は下着を着ています。

あれ、目が覚めた。

それじゃあ、お蔵に入れてた絵があるのでそれで日記書こう。

うちでは「本堅地」という、仏壇のように巨大で複雑な品には
まず使わない塗り技法を用いた仏壇も造ります。

その場合、まず木地に布を張る工程があります。
仕上がってつやつやピカピカの漆塗りの下に、
全面布が着せられているということです。
布着せ

布を着せることで、木地のヤセ、割れ、動きを止め
且つ塗面を強固にするのです。

仏壇としての強度、耐久性が格段に上がるのです。


投稿者:与五朗(よご)at 03 :12 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月5 日

クレームつけるにもパワーが必要

以前から店の駐車場の排水が異常に悪いので、
水道工事をされている親方の兄貴さんに来ていただいた。

圧をかけても、突いても抜けない頑固な詰り。

意を決した、兄貴さんが側溝にもぐりこんで
排水口の出口の穴を確認したところ
側溝工事のときのコンクリがウチの排水口を
大部分塞いで固まっていたんですよ。
こんな感じ

とりあえず、水道局さんにクレームをつけてみようかな。
しかし忙しいのに、なんか面倒やし、
大人気なく熱くなるのもあれやしなぁ。
かといって、長いこと迷惑被っていたし
実際撤去費用も出てるし・・・

こんな感じでクレームは、つける側も結構パワーを消費しますね。
不満を持ったまま、結局クレームしない人も多いんやろな、などと
製造者としてお客様の心理を学びつつ、
今日は水道局が休みだと気づく・・・

投稿者:与五朗(よご)at 12 :56 | 日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月4 日

仏壇は器
良い器を用意したとき 盛る料理にも気持ちが篭もる。

高価なお仏壇を求める人の背景は同じだと思う。
精一杯の仏壇を手に入れることで、手を合わす気持ちが強くなるから。

一方で、100円均一の器でも素晴らしい料理で華やいだ食卓をつくる人がいる。
小さくても安価な仏壇であっても、心から手を合わす人がいる。


お仏壇は器、手を合わせる心は料理。


良い器を集め、自慢するだけの人もいる。
それらの更に料理が盛られることは無い。

100円均一の器に冷凍のおかずやコンビニ惣菜ばから並べる人もいる。

投稿者:与五朗(よご)at 21 :17 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月3 日

五月晴れ お洗濯日和

絵を描くのがメンドーなので
今日は写真!

天気がいいので一気に三本の仏壇をお洗濯してます。
(現在進行中)
せんたく

ケロケロ聞こえたので敷地脇の堤防を探すとネムソウにしていた。
逃げやしねぇ。
ネムイ おら アマガエル 

投稿者:与五朗(よご)at 11 :30 | 伝統工芸 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月2 日

ペルー 〜スモッグの向こうには紺碧の空編 完〜

無事盗難報告書ももらい、金銭もギリギリ収まり
災い転じてなんとやらだ。

最後の日も、彼らは空港まで送ってくれた。
空港では、本当に長年の友人家族との別れのような気分だ。

搭乗時間のアナウンスがなり、言葉では言い尽くせない
感謝の気持ちをもう一度伝え、
男達とは握手、女性とはハグで別れを惜しんだ。

涙涙の国際線搭乗ゲート。(サラちゃんだけ笑っていた)
さよなら

最後にフミばぁちゃんが言った。

「ひどい目にあったけどペルーのこと嫌いにならないで」

なんで嫌いになろうか!世界で一番好きな国だぜ!

アスタ ラ ビスタ!ペルー!

投稿者:与五朗(よご)at 13 :00 | 海外流浪 旅日記 | コメント(6 ) | トラックバック(0 )

2005 年5 月1 日

大企業のエゴ、中小企業の人情

JR西日本の必死に責任転嫁をはかろうとする
コメントにめちゃくちゃ憤っていた。

「はぁ、ここまで数十年掛けて順調に築いてきた
 俺のキャリアがパァやんか。
 数千人のトップに立つためにどれだけ苦労した思てんねん。
 せめて、不可抗力やったようにでけんもんか」

垣○剛 某鉄道会社社長の声が聞こえてくるようだった。

政治家、官僚、財界人、医療関係、教育関係etc
何か起こると自己保身の権化やね。
彼らにはどれだけの人間力が備わっているのだろうか?


反対に、関西でガラの悪さで知られた(ダウンタウンの出身地)
尼(あま)の人たちの救援活動の迅速さと必死さに感動する。

中小の会社が集まる尼の心意気というか、人情というか。
10年前、僕も体験した大震災の悲劇の記憶が生かされている。
損得で動くと思われたちな関西の商売人達が、
損得など忘れて、見ず知らずの人々の命を思い、
懸命に動いた姿に感動する。

戦後の日本の発展を支え、築いてきたのはのはやはり
そんな中小企業の人達やったんやろな、とつくづく思う。

投稿者:与五朗(よご)at 17 :51 | 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

ペルー 〜スモッグの向こうには紺碧の空編 F〜

翌日から、俺達はカルロスさん一家に
いたれりつくせりの歓待を受けた。


いろいろ連れて行ってもらった。

毎昼、晩のみんなでの食事、リマ観光、
博物館に競馬場にカルロスさん経営のbarでの
ドンちゃん騒ぎ!
カルロスファミと


いろいろな話をした。

日本の二輪に憧れるエルナンド君とは単車談義、
フミばあちゃんからは移民当初の苦労話、
カルロスご夫妻からはナレソメ話。
エミリオ君とケンは共通の稽古事、テコンドー話。
サラちゃんは学校の話。


思い出した!

日本の大学のテコンドー部の主将という肩書きで
エミリオにめっちゃ強いと思い込まれ
ケンはエミリオの道場に無理やり連れて行かれた。

しかしその道場のあまりのレベルの高さに
肩書きだけでたいしたことの無いケンは
急に先の事件の際に足を負傷したことにして
道場のみんなからせがまれた手本の演舞を断わっていた・・・
俺も、咄嗟のそのウソを口裏合わせたっけなぁ・・・
ペルーでテコンドー

とにもかくにも、カルロスファミリーのおかげで
俺達のペルー旅の最後の五日間は最高の得がたい時間となったのでした。
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投稿者:与五朗(よご)at 13 :31 | 海外流浪 旅日記 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

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