2005 年07 月26 日
不思議少女とカッパA
ある、夏休みの昼下がり一本の電話が鳴りました。「もしもし、○☆ですが」
河童の件が進展したら連絡してと半信半疑で渡していた電話番号だったので、
まさか、本当に連絡がくるとは思っていませんでした。
「河童の手、借りてきたよぉ。今から見る?」
キタ━━━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━━━!!!!
かくて、彼女は私のウチに急遽来ることになったんです。
すぐにツレにも連絡し、カッパの手を拝む準備です。
(てか、部屋の掃除です)
♪ピンポ〜ン♪
玄関には、我が家には似つかわしくないハーフな(ハーフじゃないそうだ)女の子が立っている。
見慣れないカジュアルなカッコは、正直似合ってはいなかったけどここでは関係ないですね。
その手には布にくるまれた盃を入れるくらいの大きさの箱。
「おぉ、ごめんね、わざわざ。いま■※も来てるから。ささ、どうぞどうぞ」
部屋に上がってもらうと早速、箱に話題を向けました。
「それなんけ?」
「そう☆おじいちゃんにむりやり頼んで持ってきてんよ」
「でかしたぁ、でかしたぁ」
「じゃぁ開けるよ」
布を解き、桐箱のふたを取り、さらに中の布を開いていくと・・・・
「*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!」
そこには小猿の手ぐらいの大きさの干からびた手のミイラが!!!
えぇ、ほぼ黒くて、ガリガリで、細っこくて、指は五本!!!
「・・・これって・・・猿の手じゃないの?」
「ほら♪」
Sさんはそのミイラを、表情も変えずに手に取ると人差し指と中指を開いてみせた。
ガ━━━(゚ロ゚━━ン!!
指の間にはちゃんと水掻きがあるじゃないっすか・・・それも全ての指に!!!
(僕も・・・)そぉ〜・・・
触っちゃった、カッパの手に☆
後のことは良く覚えてません・・・
なんか驚きと暑さで朦朧としてた気がします。
せっかく、美少女が部屋まで来てるのに
その後、デートの約束を取り付けるなりすればいいものを・・・
その後、そうした展開は一切無かったことだけは覚えてます^^
果たして、あれは本当にやはり、カッパの手だったんでしょうか?
かえる堂さんなら、親戚みたいなもんですよね^^
なにかご存知ないですか?
投稿者:与五朗(よご)at 23 :29| 不思議な話 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )