<< 前のエントリ |メイン | 次のエントリ >>
2005 年04 月26 日

無題

オカミさんのお父さんは、轢き逃げで命を落とされた。

犯人は薬物中毒で、泥酔状態で、常習詐欺犯で無免許運転でした。

結局、経済的な賠償能力は無いからと警察だかに言われ、
泣き寝入りだったそうです。
謝罪の言葉、手紙ひとつもなく、会わせてすらもらえなかったと。

犯人は民事的な責任を一切負わないまま、刑事責任のみを果たし
もう出所して社会に戻っているはず。

まだ新婚だった親方ご夫婦のその時の苦しみを
以前、オカミさんから聞かせていただきました。

もう20年以上たつのに涙を浮かべて話すオカミさんの表情は
今も傷が癒えていないことを物語っていました。

親方はその事件をキッカケに、
職業としての職人から本当の仏壇職人へと変ったと言っていた。

現在53人の死者が確認されたそうです。

その数十倍のご家族や友人や恋人の癒されない傷を思う。

血だらけで担架で運ばれる方々を映して流すTV局の連中に腹が立つ。



投稿者:与五朗(よご)at 01 :07| 日記 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

◆この記事へのトラックバックURL:

http://blog.nsk.ne.jp/util/tb.php?us_no=1103&bl_id=1103&et_id=5139

◆この記事へのコメント:

◆コメント

よごさんこんにちは。
大切な人を亡くすということは筆舌に尽くしがたい心の痛みを伴います。
それが、突然だったり、若い人だったり、間接的な理由だとすればそのやり場の無い悲しみは、自分に向かいます。
それでも、残った人は生きていかなければなりません。
時間が経てば、その悲しみは一見過ぎるような気もしますが、その時の痛み、悲しみは消えることはありません。

ただただ悲しいのは、その人の声や表情が記憶からどんどん薄れていってしまうことです。

すいません、よごさんの投稿を読んでいろいろ想いだして乱文となってしまいました。

日々是精進!

投稿者: kazuho : at 2005 /04 /26 07 :58

◆コメント

おはようございます。
わが家にとって、とてもとても大切な方が、つい最近亡くなりました。
悲しくて悲しくて辛くて・・・今はまだ文字にすることも出来ません。
もっと気持ちが落ち着いたら、こっそりブログに書けるかもしれませんが・・。

昨日からのニュースを見るたびに、その方のことを思い出し、
事故で亡くなった人の命の尊さと儚さを考えさせられて、ひとりウルウルしています。

投稿者: yaya : URL at 2005 /04 /26 08 :55

◆コメント

>kazuho様
yaya様

 お二人のコメントの重さに言葉が浮かばずすみません。

 この多くの尊い命を奪った事故が、せめて日本の企業の倫理観や安全意識を見直すキッカケとなり、この先の不幸な事故を減らしてくれればと思います。

 

投稿者: よご : at 2005 /04 /26 11 :01

※必須