2005 年04 月28 日
ペルー 〜スモッグの向こうには紺碧の空編 A〜
中華の店員が最後に一言投げてきた言葉が気になっていた。「この辺り、治安悪いあるよ。気をつけな」
人気は無いが、以上に周囲に気をめぐらせつつ
暫く当ても無く歩いた。
角を曲がり、ようやく大通りに出たとき、
今度はちゃんとした制服姿の白バイ警官が数人で
輪になって談笑しているのを見つけた。
私 「あれ、ホンマもんの警官ちゃう?
相談してみんか?
バスで帰ろうにもバス停も路線も分からんしな」
ケン「もう警官は嫌やで。
あんなもんホンマもんか分からんし、
第一さっきの詐欺かてホンマもんかもしらん。」
私 「そんなんゆうて、じゃぁどうするんや?
このまま、歩いて帰るんか?
どっち向いて何キロ歩いたら帰れるんや?」
ケン「知らんわ!
ほやけど、警察だけはもう嫌なんや!!」
私 「ほんなどいつもこいつも悪人なわけあるか!
まして、白バイもあるし制服きてるやろ!!」
ケン「ほんなら、おまえ一人でいけや!」
私 「いくわ!おまえはペルーで達者で生きてけや!」
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ひとしきりケンカして興奮して、
互いに恐怖感が薄れたところで
結局、今更取られるものも無いっちゅうことで
白バイのお兄さん達に助けを求めることになった。
投稿者:与五朗(よご)at 09 :56| 海外流浪 旅日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )