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2005 年05 月09 日

「毒」

(敬称略で失礼します)

お笑いが好きなので最近のブームも楽しんでいる。
が、ちょっとブームの芸人さん達に感じることがあった。

毒がないんじゃないかと・・・

練れたネタはあるが、毒がないなぁと。

カンンング竹山のキレ芸もなんか違うし(好きだが)
敢ていうならインパルスの板倉俊之と青木さやかの芸風、アンガールズ・猫ひろしの風貌に毒っ気を感じるかな。
あと、ドランクドラゴンの鈴木拓の天然ブリは確かに猛毒か^^




小さな成功ではなく大きく成功するためには毒が必要なのかな。

立川談志の毒、たけしの毒、永六輔の毒、開口健の毒、
司馬遼太郎の毒、徳光さんの毒、星野前阪神監督の毒、
ダウンタウウンの毒、アントニオ猪木の毒、ロンブー淳の毒、
三谷幸喜の毒、イチローの毒、草加拓海の毒、ゴルゴ13の毒(笑

この人達の毒は、豊富な知識や経験、実力を背景に、
明確な自分を持つ人物が放つアクの強い個性というか。
時代や環境に流されない確固たる主義、スタイル、思想。

ん、職人の毒・・・
そうや、身近にもぞろぞろいるわ、アクの強い存在^^
リンク貼ってるHPの人達とか。
うーん、毒を持つ職人は成功の法則には当てはまらないのか^^
まぁ、商売上手の職人て嘘臭いしね。




じゃあ、どうやろうか

官僚に蔓延する毒、公務員に蔓延する毒、JR西に蔓延する毒、
NHKに・・・JALに・・・政治家に・・・

個々人は、例えばお隣さんにいたりしたらいい人なんやと思う。

各々が最も時間を過ごす閉ざされた世界の職場のなかで
引き継がれてきた伝統的な慣習、常識、社風ってなものに
染まらずにはやっていかれない現実も解る。
やはり彼らも毒を持たなければ職場で成功できないでしょうし。

周囲に合わせられない存在は
先輩上司には青臭いと笑われ疎まれ、同僚後輩には後ろ指差され、
ほんで、やがては家族を路頭に迷わせかねないし・・・
新人君の高い志と、理想は、現実の渦のなかで毒に染められていく。

毒に染まる・・・染められて身に付けた毒・・・

それはめっちゃ解る。頑張ってる。


が、認めるわけにはいかない。
信用してつい行く他人の命を殺しかねない毒だ。




「薬でございっ」って面して
 2000人もの血友病患者をHIV感染させた血液製剤。

最悪の毒でしょ。

投稿者:与五朗(よご)at 10 :59| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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