2005 年06 月17 日
ちから
京都の高名な佛所(那谷寺の十一面千手観音の製作所)に依頼していた阿弥陀立像が完成し届けられた。
早速梱包を解く。
事務所に入ると最高級の白檀材の香りは部屋中に広がる。
高質の白檀の香りの強さ。
小さい(5寸)のに細部まで一切破綻のない精緻な彫り。
見ているとまるで半丈六(約2.4m)の大きな仏像を
自分が巨人になって眺めているかのような気にさせる。
(わかりづらいですよね、それぐらい細かく精密)
これだけの品の注文はめったに無いので、
しっかりと目に焼き付けておいた。
(親方は昼過ぎまでわれを忘れて眺めていたため、
一件約束を飛ばしてしまった。
ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。)
題名が「ちから」なのか良く自分でも解らないんですが・・・^^;
なんせ、小さな5寸の仏像がそこにあるだけで周囲の空気が変わる
存在感というか力強さを感じるんですよ。ほんとに。
霊的にとか、仏様の魂がって意味ではないですよ。
強いて言うなら彫った人の気がこもっていて
それが収まりきらずにあふれ出しているような感じかなぁ。
投稿者:与五朗(よご)at 15 :39| 伝統工芸 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )
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◆コメント
仏像いつ収めるの?
わても見てみたいです!!
投稿者: のぶ : at 2005 /06 /17 20 :48
◆コメント
のぶさん、ごめんなさい。
すでに完全な梱包を済ませ、
再び人目に出るのは、お客様のお宅なんですよ。
そうや!一緒に納めに行きますか?^^
投稿者: よご : at 2005 /06 /18 10 :32