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2005 年06 月26 日

古仏壇の引き取り、素晴しい時間

昨日親方と二人、
とある元老舗料亭のお宅に
古仏壇の引き取りに行ってきた。

息子さん達はみな東京・横浜で働いておられ、
こちらに残っていたお爺さんとお婆さんが
この度、その息子さんの宅に移るのだという。

それで、仏壇を引き取ることとなった。



三代四代に渡って家族を見守り続けたお仏壇。

その片付けをしていると、
仏壇の中からも、仏間の周辺からも様々なものがでてくる。

古い手紙、器、写真。

そんな、家族ですら見たことのない、
あるいは長らく忘れ去っていた品を媒介として
いろいろな昔の思い出話を聞けることがある。

私はそんな瞬間が好きだ。

お爺さんお婆さんの話は、時に熱く、時に切なく、
時に優しい。

戦争で失なったご主人やご家族の話にいたっては
初めて会った爺さん婆さんと一緒にぐしゃぐしゃになる。



昨日も、そんな仕事となった。


投稿者:与五朗(よご)at 12 :05| 日記 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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