2008 年06 月25 日
FP1級用参考書
9月の1級FP技能士試験まで、あと3ヶ月もありません。早く参考書の選択を終え、基礎学力の定着を始める必要があります。
FP試験のうち1級に関しては参考書が少ないことで有名です。
と言うのも、1級受験者数が少ないから。年間2回の試験で、学科の受験者は9千人程度なのです。
そして、その数少ない参考書となりうる本は次の3つです。
■「FP技能検定教本1級 全6分冊」(鰍ォんざい)
いわゆる教本と呼ばれるもので、FP試験の6科目に対応した6冊本です。
出題範囲ごとに記述されており、試験範囲を十分網羅し、説明も丁寧です。
これさえあれば他の参考書はいりませんが、1冊3,500円と高価で、6冊そろえると2万円もするのがネックです。
出版時期が9月のため、今の時期は2007年度版しかありません。ただし、きんざいのHPで出版後の制度改正について電子追録のようにして説明してくれています。
2008年度版は全8分冊になるそうですが、7,8分冊は何なんでしょうか??
■「パーフェクトFP技能士入門1・2級用」(鰍ォんざい)
上と同じ出版社の本です。
1,2級兼用のため、2級試験から重宝しているかたもいるのではないでしょうか。
600頁オーバーでボリューム的には十分です。
値段は3,150円とお手軽です。
ただ、記載において文章量が多く、図表が割合少なくなっているため、見て覚えるのには少々不向きです。
また、1つの事項に関する説明書きは長いのですが、その分試験範囲の網羅性に劣る機がします。直前の過去問の出題事項について、この参考書に説明のない問題が目立ちました。
2008年度版は7月上旬発売予定とのことです。
■「CFP試験読んで受かる「合格読本」全3冊」(DAI-X出版)
1級FP試験用ではありませんが、これと同等とされるCFP試験用の参考書です。
3冊本ですが、FP試験の6科目について、2科目分を1冊としています。1科目について、100〜130頁程度さいています。
1級FP試験とCFP試験の出題範囲はほぼ一緒のため、兼用で使えて便利です。
内容について言えば、この本の始めにも書いてありますが、サブノートとなるように書いたとあります。そのため、出題範囲について、順序立てて説明してあるのではなく、よく出題される事項をチョイスして、実践形式で説明してあるのが特徴です。
気になった点は、説明事項の重要度が分かりずらい点です。重要ポイントなのか、単なる追記、備考程度のものなのかが、ビジュアル的に判断できません。
2008年度版はすでに4月に発売されていますので、最も入手しやすく、早くから勉強を始める人には良いですね。
1冊1,575円で、3冊でも5千円しないので、割とお手軽です。
どれも、一長一短あり、どれが良いとは一概には言えません。
ただ、参考書選びのポイントとなる事項を言っておきます。
◎FP1級の試験は、参考書での学習だけでは不十分です。
世の中にある、いろんな情報を集めて、総合的に勉強しましょう。
投稿者:ふみ
at 23 :01| FP1級チャレンジ
| コメント(0 )
| トラックバック(0 )