2010 年07 月26 日
長持ちする家とは
家を長持ちさせるにはどうすればいいか。工法がどうたら、材料はなんたらと言ってみてもそれが長持ちするかどうかはずっと後にわかることです。それを考えるには長持ちしている家を見るのが一番早いと思います。現代の日本の住宅の寿命は平均30年と言われていますが、これらは築100年を優に超える民家達です。
これらの共通点は何なのか?
これらはすべて土壁で塗られ、構造は現しになっています。少々専門的に言うと透湿抵抗がほとんどない、湿気が自由に出たり入ったりするので雨や湿気で湿っても晴れれば乾く。よって木構造が傷みにくく長持ちします。
「たとえ壁が朽ちてボロボロになっても、構造は生き残る。壁はまた塗り替えしてやれば良い。」
外部のメンテナンスを当然のこととし、骨格を守り受け継いでいく。
日本の風土が生み出した合理的長寿命住宅です。ただし、冬は寒いのが難点です。
現在は壁に断熱材があり壁の中で湿気が留まってしまうことがあります。
それを解決することが、長持ちする日本の住宅の目指すべき方向でしょう。
住宅をお考えの方々には是非古い民家を見てみることをオススメします。
最近、真面目なことを書こうとすると非常に疲れます。少々無理があるようです・・・。
投稿者:JC
at 21 :49| 外断熱・自然通気工法