2010 年08 月30 日
たてもの探訪 【ヨドコウ迎賓館】
兵庫県芦屋市の山手にある住宅街、敷地もでかいが家も大きい。「すっげー、やっべー、でっけー」とつぶやきながら坂道発進を繰り返していると
ひときわバカデカイ洋館を発見木々に囲まれていますがかなりの大きさ。
アプローチを抜け、ようやく建物が姿をあらわしました。大正時代に建てられた重要文化財の【ヨドコウ迎賓館】です。
設計したのは、建築界の三大巨匠の一人と呼ばれるフランク・ロイド・ライト。日本に現存するライトが設計した数少ない建物の一つです。
室内は大谷石(おおやいし)と水平ラインを強調した幾何学模様が特徴的です。
4階にある食堂からバルコニーに出てみると
神戸市街までが一望でき、遠くには海が望める贅沢な眺めです。
かつて金沢の湯涌温泉にあった白雲楼ホテルもライトの設計だったといわれています。このように保存されているものもあれば、取り壊されてしまう建物もあります。歴史的に残すべき建物の価値をしっかりと認識することは、歴史上に生きる我々の義務だと思いました。
投稿者:JC
at 20 :28| たてもの探訪