2011 年05 月14 日
たてもの探訪【旧井上房一郎邸】
ここは群馬県高崎駅のすぐ近く。街中のビルに囲まれた場所に森があります。中に入ってみると、木々に囲まれた平屋が。高崎に多大な文化貢献をした井上房一郎の自邸で1952年に建てられました。実はこの建物にはオリジナルがあり、当時の東京にあった建築家アントニン・レーモンドの家の図面をもらって再現したものです。
オリジナルのレーモンド自邸は今はなく、レーモンドのスタイルを伝える貴重な建物です。
庭とのレベル差が少なく緑が近く感じられ、外と一体化しているかのような感じです。
室内はすべてベニヤで仕上げられていて、ジャズが聞こえてきそうな雰囲気です。
中庭の屋根はガラスになっていて、雨の日でも気持ちよく過ごせそうです。
日本の建築に大きな影響を与えたアントニン・レーモンド。そのレーモンドを身近に感じられる場所のひとつです。
投稿者:JC
at 19 :35| たてもの探訪