2012 年03 月23 日
たてもの探訪【尚古集成館】
鹿児島市の北部にある石造りの洋式建築【尚古集成館】(しょうこしゅうせいかん)。幕末の1865年に建てられた日本で最も古い洋式石造建築で、機械工場として作られたこの建物はストーンホームと呼ばれていたそうです。当時の日本の建物は柱と梁で成り立っており開口部が広かったで、このように穴を開けたような窓はとても珍しかったことでしょう。 凝灰岩を積み重ねた外壁は厚みがあり、重厚感があります。
こちらは尚古集成館の近くにある反射炉。大砲を作る施設があった場所です。これらの一連の施設は薩摩藩の集成館事業という西洋化政策の一環として作られました。
この事業を推進したのは薩摩藩主「島津斉彬」(しまづなりあきら)。若い頃の西郷隆盛等を登用したことでも知られており、明治維新にも大きな影響を与えています。
はじめて鹿児島に行きましたが、桜島はかなりの頻度で煙をあげていました。
天気予報に風向きが出ていたのが驚きでした。ちなみに鹿児島では西郷隆盛のことを「せごどん」と呼ぶそうです。
投稿者:JC
at 21 :15| たてもの探訪