2013 年12 月29 日
たてもの探訪【松下村塾】
今年もあとわずかとなりました。この拙いブログをご覧いただき誠にありがとうございます。今年最後のたてもの探訪は山口県の萩市にある松下村塾。先生は「今でしょ!」の人ではなく吉田松陰です。身分にかかわらずに通うことができ、この塾から後に日本を動かす多くの人々を輩出したことで知られています。外観から想像がつく通り室内もコンパクトです。後に総理大臣となる伊藤博文や山縣有朋、幕末に活躍した高杉晋作などが通っていました。この小さな部屋から日本の歴史が大きく変わったと言っても過言ではないでしょう。
先生は何を教えていたのか非常に気になるところですが、勉強だけでなく登山や水泳など体を鍛えることや、生徒とじっくり話をするなどし誰に対しても優しく教えていたようです。教えていた期間は28歳で塾を主宰してから30歳で亡くなるまでのわずか2年弱。多くの逸材を輩出した教育とは一体どんな内容だったのでしょうか
「明治維新胎動之地」の石碑があり日本の歴史の大きな転換点が、この小さな塾であることに非常に感銘を受けました。大きさにかかわらず、豊かさとは何なのかということを突き詰めた住宅を手掛けていきたいと思います。 今年はこれにて、年始は6日からとなっております。来年もよろしくお願いいたします。
投稿者:JC
at 20 :09| たてもの探訪