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2009 年04 月26 日

風をとり入れる

現代の、涼しさを得る手法はクーラーが主です。
機械を使って強制的に空気を冷やす方法。
しかし室温が高くても体感温度が低ければ涼しいと感じます。
盆地に囲まれ風が少ない京都の町家。
京都の町家では風を作る仕組みがとり入れられていました。
表から裏まで続く「とおり庭」、「火袋」と呼ばれる天窓。
そして部屋の間に作られた坪庭。
日当たりの良い庭では上昇気流がおき、日影から空気が流れる。
気圧差を利用し風をとりいれ涼しさを得ていたのです。
現代においても、自然の力を生活にとり入れることがECOに
つながるのではないでしょうか。

小立野モデル


投稿者:JC
at 15 :52| 建築