2009 年6 月16 日
大型赤青影絵3D装置
ドーム投映の3D装置の光源を強力にして、教室など広い普通の部屋でできないかと製作してみました。もともとの私が参考にしたアメリカの博物館の図では2台のスライドプロジェクターのレンズの前にフィルターを付けてありました。しかしスライドプロジェクターで光を投映したのではピントがあわずにぼけた影になるはず、と思い点光源の電球を並べることを始めたわけです。
最初は豆電球。これは暗かったけどちゃんと立体に見えたので感動しました。
次からは現在までずっとドーム投映では7.5Vの強力ライト用の電球(ビリケン球)を使っています。
フィルターはセロハンかぶせ。棒の先に取り付けて結晶模型などをくぐらせると強烈な立体感があります。
この映像突入がやりたくて強力光源もフィルターも含めてコンパクトにしたいため、高温の光源にフィルターを近づけることになり、苦労してます。フィルターを光源から離せば色も濃くなり、熱対策もやりやすいのですが。
87年当時、発表用に車載用12V25Wのハロゲン電球を並べて耐熱ガラスを間にはさんでセロハンフィルターでやりましたが、30秒で燃えてしまいました。(おいおい)
昨年になってイベント用にと10年振りに引っぱり出してきました。
ガラスフィルターだったらいけるのでは? とおもったからです。
なつめ球の色付き電球をダイヤモンドカッターで切り、ハロゲン電球にかぶせてみました。
ところがこの色は塗料だったのです。燃えてしまいました。(またかよ)
それと25Wでは暗い気がしたのでもっと明るくするため、投光器用150Wの100Vハロゲンとセラミックソケットにしてみました。
ガラスフィルターはいけそうだったので、塗料ではない色ガラスの電球を探し、切ってかぶせ、
影をシャープにするため、電球にアルミ板のマスクをはめてフィラメントを半分隠し、絞りました。
ガラスは溶け、アルミも溶け、土台の木は炭化してしまいました。(こればっか)
アルミをブリキにし、台も鉄製にし、ガラスは少し溶けたけどそのままに、調光器を片方にいれて左右明度差を調整するという形に現在落ち着きました。光源の幅は7センチ。教室くらいの部屋ならこれでいけそうな気がします。まだ実際にはやってません。イベントはやはり7月5日なのですが、ドーム投映が中心で、大型投映をやる時間がなさそう。
ガラスフィルターをかぶせるというアイデアの方向は間違っていないようなので、耐熱の色ガラス管のようなものが素材用にないか探しているところです。適当な濃さの色ガラスの試験管のようなものがあればいいわけです。ガラス工芸の作家さんに相談したら、色ガラスは透明ガラスとは違う道具を使わないと色が混ざってしまうので、単品で注文製作すると、とんでもなく高くつくと言われました。最終手段としては注文製作も考えています。お金はないですけど。