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2011 年05 月14 日

新投影機 キロスター2 製作開始

投影機製作1




投影機製作3




投影機製作7




キロスター2製作開始(ボウルから作るよ)
ヒマなのと、ダブルブッキングがあって、投影機がもうひとつ必要になったので、新投影機(キロスター2)を作ることにした。
エロネタリウムみたいに紙で簡単に、とも思ったが、アルミボウル穴開けピンホールにすることに決めた。

ところがアルミボウルに適当なものがない。
キロスターの原型は学生時代の製作でアルミボウルは直径20センチ、厚みが0.5ミリくらい。
アルマイトの薄いもので、指で押しただけでベコベコにへこむ安物なのだが、30年前のもの。
富山(アルミ製品の産地)の金物屋にまだ古いものが残っているのかもしれないが。
現在はステンレスボウルに押されてアルミのボウルは少なく、業務用の底が1ミリくらいある頑丈なものしかないのだ。
つまり品質がよくなって、プラネタリウムに転用するには使いづらい(穴を開けるのが大変そう)ものになってしまったのだ。
しかも製品としては業務用でいいものなので高い。30センチクラスになると、2つで2万近くする高級品だ。

薄いアルミ板で球体を作ればいいのではないかと考えた。
叩き出しで半球ボウルを作ってというのは難しそうなので、分割して接合する。
円錐図法で分割した舟型に星図を描いて、穴開けしてから組み立てる。
これはいつものドームや地球儀の作り方と同じなので慣れている。

内側から開けるので、星図を裏返しに開ける必要がない。
平面で穴開けするので作りやすいかもしれない。球面に垂直に穴を開けるのはけっこう大変。
自由な大きさで薄いアルミで作れる。投影球を大きくすれば星像が小さくなるはず。

銅板や真鍮などはハンダ付けでき柔らかい金属なので、ドリルによる穴開けはできる。
最微光星は針で開けるつもりなのだが、銅板に針で穴が開くかはわからない。大変そう。
アルミがいいのだが、接合をどうするか。アルミははんだ付けができない。ビスで接合することに。
つなぎ目の隙間をどうするか。ホットボンドなどでコーキングする。
隙間や接合部の星ピンホールをどうするか。プロットで調整。アルミテープなどを貼り、穴を開ける。
表にでるバリをどうするか。

など、メリット、デメリットがあるが、技術的にはローテクの私にも出来そうなので製作開始。
紙でスタディ模型を作ってみる。なんとかなりそう。
直径30センチ、緯度線で12分割。北極付近30度を1枚の円錐に分割して、アルミ板に作図。
なめらかな球体ではなく、30度ごとに曲がる12角形のカクカクした球形になる。接合タブや穴の位置も作図。

アルミ板は厚さ0.3ミリ。
90センチ・45センチので12分割の部分。
30センチ・40センチので北極部分。
を金切り万能はさみで切り出し、切り口が危ないので軽くやすり掛け。
接合穴を開けて、バリをヤスリがけ。
内側につや消し黒をスプレー。
経緯線を書く。

いまここ。これから
星図をプロット。
穴開け。
組み立て。
コーキング(隙間埋め)と隙間の穴開け。
電装。

をやっていきます。

投稿者:ヒゲキタ
at 12 :58| 日記 | コメント(0 )

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