<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2012 年05 月15 日

マーフィーの法則 その後

溶接ロボット


鉄工所のほうは4月になってから3、4日行っただけで、ずっとお休み。
すでに3月からゴールデンウィークである。
毎年ながら豪快なゴールデンウイークである。
ゴールデンウイーク後も2週間休んでいる。

センムの仕事は切れ目なく入ってきているようなので、たぶん、つぶれはしないだろうが、
溶接技術をもっていないバイト(オレ)のする仕事が入ってこないのである。

鉄工所の仕事はおおまかに分けて3部門。
Aは大型の製品でセンムが担当。
Bは中型の製品で溶接ロボット「Rサチコ」さんが担当。オレが補助。
Cは小型の製品で溶接ロボット「Rサチコ」さんが担当。オレが補助。
A、B、Cは同じ会社の3部門から別々に入ってきているらしい。

溶接ロボットや治具の設定、ガスや溶接ワイヤの補充はセンムがする。

オレの溶接ロボットの補助というのは、一番多い、Cの製品だと

1)部品1と部品2を並べてスパッタ(溶接ゴミ)付着防止剤を噴霧する。
2)部品1と2を組み合わせて治具に10組セットする。
3)ロボットのスイッチを押す。ロボットが溶接を始める。終わると自動で止まる。
4)溶接具合をチェックしてズレがあればセンムにプログラム設定を修正してもらう。
5)治具から製品をはずす。
6)タガネやグラインダーなどで、はみ出したところや、スパッタをとる。
7)ワイヤかごに放り込む。
2)に戻って、部品1と2を組み合わせて治具に10組セットする。(以下繰り返し)

部品1は1センチ厚の鉄板をフライスかレーザー切断機で作られて鉄工所に運ばれてくる。
部品の製造速度はあまり速くなく、遅れたり、いくつかの工場で作らせて集めたりしているらしい。

部品2は3ミリ厚くらいの鉄板を打ち抜いて3カ所をプレス機で曲げたもの。
これも製造が遅れることがあって、たまに、うちの鉄工所で曲げることがある。このときはオレが担当。
曲げの機械は上下に刃のついたプレス機で、油圧で鉄板を曲げる。
刃といっても鋭利なものではなく、触っても手が切れることはないが、稼働時にはさまれたら確実に指はちょん切れる。

この間の「非常事態」では、Bを作るため場所を取るのでAはいったん材料を引き取らせ、Cもストップして望んだ。
のであるが、Bの材料がくるのが遅れたり、曲がっていたり、数が足りなかったり、葬式がはいったりとマーフィーさん仕事しすぎ。

材料が入らないなら、Cの部品でも曲げておくかと機械を動かそうとしたら、動かない。やることがないので今日は終わり。
結局2日行っては、3日休む、3日いっては3日休むというシフトで1ヶ月。非常にのんびりの「非常事態」であった。

そして、曲げ機械は「非常事態」の終了とともに動きだした。
マーフィーの法則は宇宙の真理である。

投稿者:ヒゲキタ
at 20 :05| 日記 | コメント(0 )

◆この記事へのコメント:

※必須