<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2012 年05 月17 日

マーフィーの法則その後 3

>この間の「非常事態」では、Bの材料がくるのが遅れたり、曲がっていたり、数が足りなかったり、葬式がはいったりとマーフィーさん仕事しすぎ。

Bの中型製品はレーザーカットされた長い部品2枚とそれをつなぐ部品を組み立て、センムが仮溶接し、ロボットが本溶接する。
Bの中型製品は溶接箇所が長さによって違うが、多いものでは100カ所もある。
人間だとどうしても、抜けがあったりするのだが、ロボットのRさち子さんは抜けが絶対ないのでその点は信頼できる。
溶接具合をチェックし、プログラムをセンムに直してもらうだけだ。

組み立てと本溶接後のチェックと溶接カス取りがオレの仕事だ。
ところが、組み立てがうまく進まない。組み合わせ自体はゆるいくらいなのだが、最期の1枚が入らない。
長い部品が曲がっているのだ。なんでレーザーカットなのにこんなに曲がっているのか。

レーザーカットの工場では、レーザーで鉄板に切り込みを入れるのだが、部品と鉄板は何カ所か1ミリくらいつなげてあって、全部切ってから、ハンマーで叩いてはずし、繋がっていた箇所のバリはグラインダーで削っている。
そのはずす時に鉄板のほうではなく、部品の方を叩いてはずしたのではないかという。
すぐに、クレームを入れたのだが、組み立て始めたこれ、200枚くらいあるけどどーする?
センムはゴムハンマーで刀鍛冶みたいに部品を叩いて伸ばし始めた。オレは早帰り。
レーザーカッティングしたやつを叩いて伸ばす。ハイテクなんだか、ローテクなんだか。

B製品はつなぐ部品は共通で、長さが違うのが何種類かある。長い製品はつなぐ部品も増えるのだが、
組み立てていて、1ロット分の部品が足りなくなった。作る数を間違えていたらしい。
部品がくるまで制作はストップ。オレは休み。

葬式。やっぱりというか、オレの方の近所の人が亡くなって、休む。

マーフィーさんが頑張りすぎると、かえってヒマになってしまうという法則であった。
この長いゴールデンウイークもマーフィーさんが頑張りすぎた結果なのだ。

投稿者:ヒゲキタ
at 07 :39| 日記 | コメント(0 )

◆この記事へのコメント:

※必須