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2008 年03 月07 日

大阪市立科学館でプラネタリウム投影機を見せてもらいました

大阪市立科学館でアルゼンチン製のモバイルプラネタリウムと大西式プラネタリウムを見せてもらいました。
モバイルプラネタリウムについては、リンク先の大阪市立科学館プレスリリースをご覧下さい。
http://www.sci-museum.jp/server_sci/promot/press_j.html
フィルムを立方体に組んで、中心に点光源のピンホールプラネタリウム。ドームは直径7m。大阪通勤圏内に十数万円で専門の解説員をつけて出前投映してくれます。ドームは30Lで1人でもなんとか持てる重さ。投影機や送風機も1人で運べ、軽トラック1台で移動できる(赤帽さんを使うそうだ)。
このプラネタリウム、今月号の理科教育雑誌「RIKATAN」に広告が載っています。

もうひとつの大西式プラネタリウムというのは2006年大阪市立科学館でプラネタリウムのミニ企画展があり、展示されていた日本で3番目のプラネタリウムです。1951年、当時高校生の大西道一さんが天文部の仲間と製作したものです。機械も大西さんもご健在です。
展示は終わっていたので、科学館の倉庫に保管してあったものを見せてもらいました。恒星投影機の円柱部分がトタン板でとても大きい。トタン板は亜鉛めっきの鉄板なわけで、穴を開けるのたいへんだったろうと思います。スリップリングもついているし、惑星棚も本格的で、これを高校生が作ったのですから凄い。写真も何枚か撮ったのですが、下の訪問記の方がわかりやすく、写真もきれいなので、そちらを見て下さい。
塩屋天体観測所2006年4月の訪問記
http://www.h2.dion.ne.jp/~kazuf/sao/paorep/ohnishishiki.htm

ほかにも科学館の展示では金子式プラネタリウムなどが展示してありました。
それと忘れちゃいけない、日本で最初のプラネタリウム電気科学館時代のツァイス2型投影機も展示してあります。

投稿者:ヒゲキタ
at 01 :23| 日記 | コメント(3 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

すでにご存じとは思いますが、、、
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4576071130
覗くプラネタリウムのアイディアは過去にもあったと思いますが、ペーパークラフトでは初めてでは?私はまだ現物を見ていませんが、「ヘクトスター」候補ではないかと。中国か希望。お前がやれって?

投稿者: むろいし : URL at 2008 /03 /08 06 :50

◆コメント

「ヘクトスター」の下は何? 「デカスター」?
ダイソーのプラネタリウムがこれっぽいな。
中国製だし。
キロスターのボウルを顔にあてて空を見るといい。

あ、ところで、大阪市立科学館のプラネタリウムはホントは2万ぐらい映せる星を9千ぐらいに絞っているらしい。
つまり、ここのもキロスターだということだね。

投稿者: ヒゲキタ : at 2008 /03 /08 08 :48

◆コメント

私は1933年4月15日生まれ。75才
今日、北海道大学工学部で日本図学会総会に
出席して、いま札幌のアスペンホテルの部屋で
この記事をみましたので、本人は健在であることを
書いてみました。
NPO法人日本スペースガード協会の理事と
関西支部長をやっています。

投稿者: 大西道一 : at 2008 /05 /11 00 :22

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