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2007 年6 月19 日

感染症の異変

 長らく更新せず、時が経ってしまいました。
もうすぐ、梅雨入りですね。
 さて、今年はいろいろな感染症が流行しています。インフルエンザも、まだ局地的に流行がみられています。6月になってまだ報告があるのは珍しいと思います。当院でも今月上旬に3例の乳幼児をインフルエンザAと診断しました。前回報告しましたが、麻疹も小学生で1例ありました。その後は幸いありません。しかし、県下の報告はまだポツポツ続いています。昨日は腸管出血性大腸菌感染症(O-157)の5才女児を保健所に届け出ました。これから、食中毒の季節を迎えます。残り物は思い切って捨てること・冷蔵庫を過信せず賞味期限を守ること・生ものをできるだけ食べないこと・肉類はしっかり火を通すこと・生もの、肉類に用いたまな板は、熱湯または洗剤で洗い流すこと等を注意してください。ウィルス性胃腸炎(いわゆる おなかの風邪)もまだ流行中です。細菌性との区別は便の培養検査をしてみないと分かりませんが、症状の特徴としてウィルス性の場合は嘔吐・下痢の程度に比較して腹痛は軽いように思います。
 なお、麻疹・風疹混合ワクチンは一時品不足の状態になりましたが、少しずつ元に戻ってきました。定期予防接種、特に初回の方を優先しています。麻疹抗体検査も試薬不足で結果報告が遅延していましたが、正常に戻りました。

投稿者:ドクターヒッポ
at 08 :25 | 日記

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