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2007 年07 月30 日

日本もまだ捨てたもんじゃない

 参院選の結果を見て、日本もまだ大丈夫と思った。圧倒的な多数で数々の悪法を作ってきた自民党に厳しい審判が下った。論議を尽くさずに自分の意見を通してきた報いである。国民が納得のいく過程を踏まない政治は恐ろしい。自民党には反省してもらいたい。日本のこれまでの繁栄を築いてきた第1党として評価はできるが、未来へ向けた舵取りとして危ういものがある。私は、一番の敗因は憲法改正を押し出したことにあると思う。憲法9条は我が国の宝物であることを認識すべきだ。来るべき超高齢化社会に向けて、戦争放棄・武力放棄は当然のことではないか。高負担、高福祉国家こそが日本の目指すべき道なのだ。過去60年あまり我が国が戦争に巻き込まれなかったのはまさしく憲法9条があったからこそなのだ。いかに、現実とかけ離れようとも、憲法が言う高邁な理想を変えることは許されない。日本はこのすばらしい憲法を世界各国に伝え、それぞれの国が憲法9条を採用するように働きかけるべきだ。それが、これから超高齢化社会を迎える我が国の責務だと思う。 

投稿者:ドクターヒッポ
at 00 :34| 日記