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2005 年06 月19 日

4x4テクニック その1 チョーキング

あらかじめお断りしますが、私はクロカンの実力は大したことはありません。それでも、色々な方々や雑誌、インターネットで得た知識を書き残しのは意義があることがと思います。なぜならWEB上では4x4のクロカンのテクニックについて書いたものをほとんど見かける事がないからです。誤った認識や勘違いなどありましたら、ご指摘していただけると幸いです。

*アップした後でもどんどん校正していくことをご了承ください。

「チョーキング(choking)」とは直訳すると「絞殺」「締め殺し」というなんだかヤバそうなテクニックです。といっても人の首を絞めるわけではなく、トルクフローを防ぐ為にブレーキでデフの働きを絞め殺すのです。私はこのテクニックをCCVMANのクロカン道場で知り、自分なりに使っています。

私なりのやり方を説明いたします。
まず、使う状況ですが、トルクフローになっている状態で使います。例えば、対角スタックのような状態とか、キャンバーで山側のトラクションが抜けている時です。
050619 犬ション状態その1:これは、右前タイヤが山にのっており犬ション状態で、左前と右後ろのタイアのトラクションが抜け、トルクフローが発生しています。リアにはLSDが入っているので、両輪とも回るのですが、前輪は浮いている左タイヤが回り、右タイアは回らないので、リアが掘るだけで前進する事ができません。



050619 キャンバー状態その2:キャンバー状態から山を登ろうとしていますが、左前タイヤのトラクションが抜け、トルクフローが発生しています。その為、過重が掛かる右前タイヤが回転せず、過重が掛かってない左前タイアのみ回転するので、左へ坂を上らずにまっすぐ前進してしまいます。



1:この状態で、サイドブレーキを軽く引いて不意に車体が動かないようにします。
2:クラッチを切りヒール&トウで、ブレーキをかけながら、アクセルを開けます。私のJB32の場合でエンジン回転を1,500〜2,000回転まであげます。
050619 ヒール&トウ私の場合アクセルペダルを加工し、このような形でヒール&トウを行っています。つま先(親指付近)はブレーキ、足の外側はアクセルを踏み、かかとは床とドアの角で踏ん張っています。
ブレーキをかかと(ヒール)、アクセルをつま先(トウ)でされる方もいます。

3:この状態でクラッチをじんわりと繋ぎます。
4:上手くいけば、回っていなかったタイヤが回り、進むことができます。(擬似デフロック)
なお、この時はアクセル、ブレーキの踏みしろは基本的に変えず、半クラッチでスピードを調整します。
上手くいかないときは、クラッチを切り、アクセル開度、ブレーキの強さを変えてみます。それでも無理な場合はあきらめたほうがいいでしょう。
このテクニックは、クラッチをはじめ駆動系に大きな負荷がかかります。クラッチが焼けたり、CVの破損などに繋がります。
私はこのテクニックを下手に使ってクラッチを焼いてしまったことが多々あります。

投稿者:ICHIRO
at 19 :08| 4x4テクニック | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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