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2007年9月13日

HERO

観て来ましたー。いやー、本当に長さを感じさせない出来でしたねー。面白かったですー。
最後は、あぁ、そう。落ち着いちゃうんだー。という感じで雨宮とちぅなんかしていましたが、
特番もすべて見ているはずなのに、山口での詳細が思い出せなくて少し悶々としている私です。(-_-;)

友情出演のイ・ビョンホンが、本当に短い出演時間で、
「もう終わりかよっ」と心の中で思わず突っ込みを入れてしまうほどでした。
まぁ、友情出演だしね。仕様がないよね。お金のこと思えば長いほうなのかもしれないね。

さて、物語は、ある一人の男性を過失致死させてしまった青年の裁判を中心に進みます。
洗いざらい自供した後に、法廷で一転、無罪を主張する青年。金に目がくらんだとは言え、最後のほうは全くふてぶてしいまでに無表情でしたね。
あの「すみません」は一体何だったんだろう。すべて計算づくの演技だったんだろうか。そう疑問に思わざるを得ない態度です。
久利生検事は被害者のために、残された関係者のために、そして被告のために、真実を追究します。
被告の弁護人は敏腕・蒲生弁護士。相方がこの人であってよかったと話が進むにつれ思います。
検事と弁護人は、敵対する間柄でなくていいのではないか。馴れ合いは不必要だが、お互いが事実を捻じ曲げず真実を追究していけばいいのではないか。そう考えさせられる内容でした。
全てを明らかにした上で、量刑で争えばいいのです。それが裁判と言うものです。

以前は弁護士が善者で検事が悪者というイメージがありましたが、最近はすっかり逆の印象を与える事件が増えてきましたね。
弁護人が被告人を庇うのは仕事として当たり前のことですが、勘違いしないで欲しいのは、事実を無視してまでやることではないと言うことです。何の為の法廷ですか。被告が無罪か有罪か、それは事実を大前提として争われることのはずです。
今このタイミングでこの映画が公開されたことに、少なからず必然性を感じました。

相変わらず図らずも周りを上手い具合に巻き込んでいく熱血久利生検事。謎のマスター。古田新太もいい味出していたし、タモリさんはいかにもイヤラシイ代議士で、なんだか本当、豪華な顔ぶれだなぁと嘆息してしまいます。
内容もキャストも、とてもいい映画でした。

投稿者:とうだat 06:37 | 映画 | コメント(2) | トラックバック(0)

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