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2008年02月04日

歓喜の歌

ふつーに面白かった。みんなが力を合わせて何か1つのことをやり遂げる。その素晴らしさ、楽しさを表現した映画です。
所謂“青春モノ”に分類されるような作品ですが、若者たちのそれとは違う、やはり大人な青春モノです。

私がこれまで観たこの手の若者たちの青春モノは、初めみんなが後ろ向き。なんとなくダラダラやって、でも段々俺たちにもやればできるんじゃねー?てな感じになっていって、最後は一致団結するタイプでしたが、
この大人の青春モノは、後ろ向きはただ一人。他は概ね前向きでした。
後ろ向きのおっさんがやがて前向きになることで、投げやりだった職員も頑張ったし、否定的だった奥さんも見直してくれた。彼が前向きになれたのは、いつも元気に前向きに、何事にも一生懸命で楽しいことにも全力を傾けているおばさんたちのおかげでした。

誠意、思いやり、ひたむきさ。それらに教えられずとも気付くことで、彼も懸命に奮起します。そしておばさんたちのコーラスは、見事なハーモニーを響かせてくれたのでした。

大人の青春喜劇と言えば、三谷幸喜を思い出しますが、これともやはりちょっと違いますね。笑いの質が違います。
三谷がクスッという笑いだとすれば、こちらは「おいおい」と突っ込みを入れたくなるような笑いです。やはり原作が新作落語だからですかね。

これ、落語だとどうなるのかなぁ。どのように演じるのかなぁ。
ちょっと立川志の輔の落語、観てみたくなりました。

投稿者:とうだat 05:36| 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)

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