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2005 年08 月23 日

my箸

グローカルという造語があります。

地球規模で考え、ローカルに行動する(Think global.Act local.)からきた言葉ですが、これからの社会を考えるうえで大切な言葉かと思います。


身近なことからということで、「my箸」を実践して、かれこれ5年になります。

my箸




仕事柄、外食の多い生活でしたので、1日3膳の割箸の消費を、少し考えてみようと思いはじめてみました。

100点満点の使用状況か?と聞かれれば、時々忘れたりもするので、90点といったところでしょうか。(「my箸」を忘れているのに気がついて、昼食メニューをカレーに変えたりもします)

地球温暖化や異常気象など、地球規模で考えれば、環境問題について取り組まなければならないことははすぐに解かります。

しかし、あまりに規模が大きすぎて、何をしたら良いのか判らないのも事実です。

判らないから何もしないのではなく、できることからやってみるというのも、ひとつの方法です。




投げかけた小さな波紋が、大きな波に変わるかもしれません。



会社員時代に、環境対策のプロジェクトに携わりました。


建築現場から排出される、1000キロ単位の廃棄物のリサイクル先を探したり。残余資材の2次使用(リユース)やプレカット工法の徹底で現場へ入る資材量の削減(リデュースがテーマの活動だったのですが。


最初に、10dトラックに山積みにされた「廃棄物」を見たときには、どう手をつければよいか考えもつかなかったというのが本音です。

しかし、

廃棄物の一つ一つを手にとって分別してみたところ、少しづつですが方法が見えてきました。



参考になったのは、家庭で行われている「ゴミの分別」でした。



工場や工事現場の社員に、「奥さんや子供が、家でやっているゴミの分別収集を真似しましょう」と呼びかけました。


大きさや重さ、種類こそ違え、基本は同じでした。


細かく分別された、工事現場の廃棄物は、次々と引き受け先が見つかり。95パーセントを超えるリサイクル率が達成できました。

引き受ける側も、まとまった量の再生資源が入るので、効率よいリサイクルができます。


産業廃棄物の処理費用は、どんどん減っていきました。
まさに「エコロジー イズ エコノミー」という言葉のとおりの成果でした。

こうして作り上げた「分別方式」は同業他社に広がっていき。
しばらくして、業界のスタンダードになりました。


少し、「プロジェクトX」ぽくなりましたが、

まずは、身近なこと、小さなこと、今できることから、考えてみる必要を感じています。

投稿者:モリグチヨシヤスat 00 :30| 環境 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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