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2007 年10 月19 日

路線バス廃止

加賀市内の路線バスのうちの赤字8路線の廃止が新聞報道されました。

北陸中日(10月20日朝刊)




路線廃止の対象地区で開かれた、住民向けの説明会に何度か出てみた感想として、「赤字路線維持に税金を使いたくない」とか「空のバスを走らせるのはムダ」という市民からの意見も多く、赤字バス路線の廃止はやむおえない判断なのかとも思います。

その一方で、路線バスが唯一の交通手段という利用者もいるという切実な声も聞くことができ、バス路線の廃止を経済性だけで判断してよいものかとも感じます。

バスの利用者は誰




いずれにしても、北鉄バスに代表される既存のバス会社が運営する路線バスでは、利用者のニーズに応えきれなくなってきているのも事実であり、今のバス会社は、地域交通としての役割を終えてしまったのかもしれません。

別の視点から見ると、コミュニティバスや乗り合い式のデマンドタクシーなど、住民主体・利用者主体の、新しい地域交通の確立が求められているようにも感じます。

今回のバス路線廃止を、マイナスに捉えるのではなく、旧型の地域交通から新しい地域交通に転換するチャンスが来たと、プラスの発想で考えてみたい。




(追記)
タクシーの運賃申請など運輸局がらみの仕事もあり、旅先や訪問先でもバスやタクシーが気になります。出先で撮りためたバスの写真などの紹介もしていこうかと思っています。

投稿者:モリグチヨシヤスat 23 :54| 公共交通 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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