2007 年12 月09 日
オークションとグローバル化
グローバル化という言葉は、耳にはするものの実感というまではいかない。とはいえ、身近な生活が世界情勢や市況の影響を受けているというのは、「風が吹くと桶屋が儲かる」的な連鎖で値上げを繰り返すガソリンや食料品価格で実感。そんなグローバル化は中古自動車のオークションでも・・・。
初めて覗いた“中古車オークション”の会場、スクリーンに写った中古車に数十秒で値段が付いていきます。
出品車両はフォルクスワーゲン・ゴルフ、平成8年式の11年モノ、走行距離も14万キロに近く、年式相当にギアや車体も相当痛んでいる。値段が付くのかと思っていたのですが・・・。
強みはひとつ“左ハンドル”ということ。
グローバルスタンダードの運転感覚に“慣れる”ということで、日常使いには少し不便でしたが世界標準の左ハンドル車両を使ってきました。
オークション結果は、1万円から始まった値段もあっという間に25万円まで急上昇!
中古車の輸出市場では、世界中どこへでも輸出できる、左ハンドルのドイツ車は“掘り出し物”なのだそうです。
この落札価格も、中近東・アフリカ地区の中古車相場に影響されたとのこと。その証拠に、同じフォルクスワーゲンでも右ハンドルの場合は、輸出先が限定されてしまうので、落札価格も数万円止まりということでした。
こんなところからも、もう国内だけで物事を考えることができない“グローバル化”という流れを実感してしまいました。
投稿者:モリグチヨシヤスat 23 :44| ニュース | コメント(0 ) | トラックバック(0 )