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2008 年09 月28 日

金沢大学 薬用植物園にて

9/27 土曜日 金沢大学医学・薬学部付属の薬用植物園に研修(新たな資格取得のためです・・・もし合格したら発表シマス)のため見学に行きました。
講師をしていただいたのは、薬学部の御影教授です。はじめに生薬に関するお話を1時間ほどしていただき、その後薬用植物園へ。
敷地面積は4ヘクタール近くもあり、広い敷地に薬用となる植物がたくさん生育しています。この日、この見学のために集まった薬剤師は5名。2人を除きほか鳥取や岐阜、福井、と遠方からも来られていてビックリ!しっかりお勉強しなくっちゃ〜とひしひし感じました。にしても、、新しい金大の角間キャンパスは素晴らしく設備が整ってるし、きれいだわ。こんな建物で勉強できるなんてうらやましいって、、心から思いました。
さて、、下の写真はまだ色づく前の「ナツメ」です。生薬名でいうと「大棗」(たいそう)。漢方処方でいうと様々なものに入ってます。メジャーなところでいうと葛根湯や小建中湯にも配合されています。効能は主に「健胃」ですが、精神をリラックスさせる効果もあるんですよ。薬膳では、乾燥したものを中華がゆにしたり、台湾ではスープのだしに使います。
このナツメがこんな風に木になっているのを見るのは初めてでした。木からもいで味見!五味の示す通りにやっぱり甘い!りんごの食感にとても似ています。
なつめ



このピンクのきれいな花は痛風の薬(コルヒチン)になる「イヌサフラン」。薬膳生薬となるサフランとは花も似ていますが、まったく別物です。昨年、この葉をぎょうじゃにんにくの葉と間違えて食べた人が亡くなる、という事件が起きました。確かに葉もそっくりなのでコワい!
いヌサフラン


投稿者:和み
at 19 :56| 漢方について