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2006 年04 月14 日

「天空の草原のナンサ」または「美しい引越し」

あ〜、疲れた…。
久々に人事異動に引っ掛かって引越し。といっても同じフロアで10m移動しただけなんだけど、3年間同じ机で仕事をしてたんもんで、やたら資料だのなんだのが、溜まっててマイッタ。
資料というのは不思議なもんで、普段は邪魔になるのに必要なときには見当たらない。で、苦労して見つけたら見つけたで、大した資料じゃなかったりする。結局のとこはゴミなんだけど、つい、いつか役に立つかなと思って引き出しに詰め込んでいってしまう。しまいにゃ机の上まであふれだし、とっても見苦しいことになってしまっていたのだが(だが、机の上にたまっている資料は時系列で堆積しているので意外と探しやすい→「この辺が2ヶ月前でここが3ヶ月前だからこの間に目的の資料があるはずだ!」とか)、今回の異動で、仕事も現場から事務系へ変わることもあり、この際思い切って過去の資料は全部捨て、パソコンとファイル数冊まで整理した。うーん、すがすがしい。

で、思い出したのは、この間見たモンゴル映画「天空の草原のナンサ」だ。
それにしてもこの邦題は、何とかならんか。危うく見逃すとこだったぞ。
ストーリは、モンゴルの遊牧民の少女(6才)が野良犬を拾ってくるが、お父さんに飼うのを反対されるという、「あ〜、子供と動物か〜」という話だが、受け狙いのあざとさは無く、遊牧民の生活を淡々と描いている渋い映画だ(出演者も本物の遊牧民一家)。主人公の女の子が馬に乗って羊を放牧しているのには驚いたが(どうやって乗ったのだ!)、お母さんがひらりと馬に飛び乗るのにもおどろいた。モンゴルではホントに馬は自転車みたいなものなんだなあ〜。

で、この映画は、遊牧民一家が引っ越すところで終わる。手際よくテント(ゲル)を解体し、きれいに更地に戻した後、清めの儀式をおこなって数台の牛車で移動してゆくところが、いかにも自然の一部として生きているという感じでよかった。
それに比べ、わが身を振り返ってみると、資料=ゴミの山を大量に捨てて、ようやく移動(10m…)。自然にやさしくないよなー。仕事の都合で、これまで何回か引越ししたけど、ああいう「美しい引越し」がしたいよなあ。いつも徹夜で必死に荷物をまとめて掃除も十分にできずに引越ししてるもんなあ。

実のところ、移動生活っていうのは憧れだ。たまに新聞の中古車広告に混じって中古トレーラーハウスの広告とか見かけるけど、猛烈に欲しくなってしまう。X−ファイルなんかに出てくるUFO研究家みたいに、トレーラハウスからインターネットで政府の陰謀を告発するようなダメな人間になるのが私の夢だ。また、異才の建築家バックミンスター・フラーのアルミで作られた組み立て式住居「ウィチタ・ハウス」(遊牧民のゲルそっくり)なんかもめちゃくちゃイイ。長さ4m×径1mくらいの円筒に部材が全部収まってしまうとこなぞ、猛烈にそそる。どこか大量生産してくれる企業はないのか?
そんな移動生活に憧れる私だが、アパートのほうは本やら漫画やらDVDやら情報系ガラクタが所狭しと積まれている。いつか移動生活に入るため大きなものは買わずにおこうと思っているが、ついつい小さなものを買いすぎて、かえって収拾がつかない。出るときは、清めの儀式はおこなわずとも、せめてきっちりと掃除していきたいよなあ〜。めんどくさいけど。

あ、でもトレーラーハウスなら片付けなくても移動できるな。
名づけて走るゴミ箱号…って、すでに自家用車がそれだわ。ダメ人間フォー!

投稿者:親方
at 01 :50| 時評 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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