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2006 年09 月23 日

「グエムル-漢江の怪物-」

やー、見ちゃいましたよ、結局…。怪物もベ・ドゥナも大好物だから。
でも、なんかちょっと見る前のイメージと違って、ドラマ中心…。もっとキリキリした緊張感あふれる感じかと思ったら、ダメ一家の家族の絆が再生する話でした。

市民の憩いの場である漢江の河川緑地で小さな売店を営むジジイとやたらボンヤリした長男。この長男の娘が、川から現れた怪物にさらわれ、長男とジジイ、そして不仲だった弟や妹が結束。怪物からウィルスを感染させられた疑いで警察に追われつつ、怪物退治に挑むといった話。
ちなみに、弟は大学時代に学生運動でがんばっていたため就職がなく、飲んだくれ状態。妹はアーチェリーの選手でオリンピック級の腕前だが、時間切れで失格になるくらいのマイペース。で、この妹がベ・ドゥナです。フォー!

怪物は、まあ6畳1間くらいの大きさか?ゴジラと比べるとかなり小さいが、リアルでいい感じのサイズ。そして、ミソはこの怪物が病原性のウィルスをもっているというところ。このおかげで、軍隊もうかつに手を出せない。ダメ一家の方も保菌者として隔離されてしまい、その上、娘からの電話もウィルス性脳炎の幻覚として信じてもらえない。

この辺けっこうサスペンスを盛り上げそうなのだが、コメディタッチでちょっと不満。「2日目」とか経過時間を字幕に出し、娘の方もだんだん弱らせ、タイムリミットを意識さすような演出で焦燥感をあおって欲しかった。まあ、でも、「遊星からの物体X」みたいにあんまり胃が痛くなるような緊張感では、面白くても大ヒットはしないだろうから、その辺は抑えてドラマで見せてるんだろうなあ。

まあでも、怪物映画として、よくできてます。
まず、怪物出現までの引っ張り方がイイ。特に雨の中、橋の上から自殺しようとしていた会社社長が、止めに来た部下に「川の中に何かデカイのがいる。お前たちには見えんのか…」と言い残して投身したりするのが、正気なのかイカレてるのかよく分からない感じでいい味出してる。
また、最初の出現シーンの、さりげなく橋の下にぶら下がっているのを人々が見つけて騒ぎ出すところも、不吉な感じでイイ。で、ここから最初の大暴れが怪物ものとしては一番の見せ場。あまりえぐいシーンはないが、巨大な動物に追いまくられる恐怖がリアルに出ていて出色。瞬発力としては「スターシップ・トゥルーパーズ」並みかも。
あと、雨の中、主人公たちの潜伏する売店にいつの間にか近づき、じっと見ている怪物を、それに気づいた主人公たちが銃で狙うところがスリリング。静かな緊張感が出てます。

ラストは3人(2人?長男は特に特技なし)がそれぞれの特技を生かして、怪物に止めを刺すのだが、なんだか儀式っぽい(ベ・ドゥナ、カコイー!)。まるで3人が揃って力がひとつにならないと怪物を倒せないような感じだ。それだからこそ盛り上がるのだけれど、じらされすぎた私としては、「やっときたか…」と思ってしまった。でも、このラスト、甘すぎず辛すぎず(ちょっと辛目かも)、うまいところに落ち着いてます。

今回一番印象に残ったのはベ・ドゥナの背中かな(ちょっと半ケツ気味)。まあ、「復讐者に憐れみを」では乳も出してたけど…。

投稿者:親方
at 01 :57| 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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