2006 年09 月25 日
「猫目小僧」
うーん、どうなんでしょう。猫目小僧がカブリモノというのは…。なかなか思い切ったことするよなあ。
まあ、それをのぞけば、そこそこの出来にはなっているとは思うが、ベタベタな作りにはちょっと…。いじめっ子の女の子とか、子供との交流とかどうなのか。
ベタな作りだからこそ安定感があって形になりやすいというのはあると思う。「キャシャーン」みたいに独創的すぎてあらぬ方にいってしまうよりはいいかも知れない。そういう安定感を狙ったのか?それともシャレなのか(ジャンルは「ギャグホラー」らしい…)?あるいは上層部からの圧力でもあったのか?
だが、どうせカブリモノにするなら、怪作とされるくらい(というか、カブリモノという時点で怪作扱いとだと思うが…)無茶してもよかったのでは。見に来る客層にしても、子供とか親子連れとかは少ない(狙っていたのかもしれないが)だろうから、子供むけのスタイルを引用するより、もっとザックリした話にすればよかったのではないか(あるいはもっとハジけるとか)。
まあ、私も楳図ファンなんで、思い入れが強いもんだから…。思い入れのない人にとってはどんな感じなんだろう。
この「猫目小僧」、10月末にはDVDボックスが出るらしいが、そのオマケにテレビでやってたゲキメーション(というらしい)の「猫目小僧」がオマケでつくらしい。って、そんな商売アリか?
そういえば、あの恐怖マンガの極北にそそり立つ、異形にして孤高の作品「神の左手、悪魔の右手」が映画化されて、金沢でももうじき公開らしい。ああ、心配だ…。
投稿者:親方
at 04 :05| 映画
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