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2006 年10 月04 日

大野アート散策

土曜日フルに働いたおかげで、月曜は代休。というわけで醤油とアートの町、大野へ行ってきました。
2〜3年前に醤油アイスを食べに「もろみ蔵」へ行って以来2回目の大野。前にいったことがあるということで、あまり下調べもせず行ったら、迷う迷う…。
五郎島(サツマイモ収穫中)やら粟ヶ崎をうろうろした挙句、ようやく「大野弁吉からくり記念館」の案内板を見つけたはいいものの、大野の町を通り過ぎ「からくり記念館」まで行く始末。「俺が見たいのはこれじゃない」とUターンして、ここで「もろみ蔵」の看板を発見。そういや、前回来たときは冬で雪がつもっててて、今とは景色がぜんぜん違ったよなー。

で、この日のお目当ては、西田茜さんの展示。
糸や布、パッチワークなどを組み合わせたユニークな技法の絵を描いているが、特筆すべきはそのモチーフ。建設中のビルや真上から見た駐車場、タイル張りの床などを描いている。この、なんとなくロシアの構成主義を思い起こさせる無機質さに、素材の質感がからんでおもしろいものになっている。けっこうツボ…。
さらにアトリエや製作中の絵も見せてもらい大満足。本人もカワイイし…。

あと、大野の町中でインスタレーションをしている大谷俊一さんの作品も案内してもらった。途中、大谷さん本人も加わって作家の解説つき見学となり、随分得した気分。作品は、空き地や建物の隙間に醤油の1升ビンを積んだものや醤油ビンに稲ワラや麦・赤や白い玉をくくりつけ軒につるしたものなど大野の漁業や醤油にまつわるもの。さりげなく詰まれた醤油ビンに照明がはいるととたんに幻想的な雰囲気になる。
「町並みアート」なんて言葉はよく聞くが、町中に単に作品を並べるのではなく、町とアートがシームレスにつながる感じがしておもしろかった。

この展示は10月9日まで。8・9日はイタリアンBARも開設されるらしいので、また日曜日にでもいこうかなぁ…。

投稿者:親方
at 01 :49| アート | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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