SO CONTEMPORARY
で、犀川散策のあとは、知り合いの絵描きさんと、金沢市民芸術村で、地元アーティストを中心としたグループ展「SO CONTEMPORARY」を見る。
この日はサプライズゲストというか、たまたま金沢に来ていた女性バンドネオン奏者が主催者の呼びかけに応じて、ミニコンサートをやっていた。で、音楽もさることながら、そのカッコ良さに驚愕。うーん展示よりインパクトあったような…。
チョットこの人カッコ良すぎ〜
そのあとはアーティストトーク「現代美術とは何か」。
けっこう面白かったけど、いかんせん時間が短かった。結構盛り上がりそうだったのに…。
中央が今回の仕掛け人、村住さん。うまく議論をリードしていた。時間がなかったのが悔やまれる…。またやってほしいよなあ〜。
投稿者:親方
at 02 :17
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金沢美大卒展
日曜日は金沢美大の卒展を見に21世紀美術館に行ってきました。
今年も去年に引き続き、最終日のギリギリのタイミング。
15時30分に会場に入り17時まで急ぎ足での鑑賞…だって、朝6時まで飲んでたんだもん、って飲まなきゃいいんじゃね?(自問自答…)。
会場の様子(金沢美大HP)
という訳で、ざざっと見て回ったもののなかから、特に印象的な作品をピックアップ!
まずは工芸。
やはりここはドデカイ青銅のリュウグウノツカイ(?)が圧巻。置物ではなく完全に彫刻サイズで、金属価格高騰の折りよく作った…というほどではないが、なかなかの迫力。
その一方、独特のツヤと厚塗りで盛り上がった感じがなかなかソソる、漆を使ったポストカードというのもあった。これなんかけっこう欲しいかも。技法としても面白いと思うし。
あと、いいなと思ったのは、「標本箱」という作品。ジャンルは染色ということになるのだろうが、どちらかというと絵画的な作品。動物の頭蓋骨などを組み合わせた絵柄でなかなかクール。イイ感じだ。
油絵では絵よりもアニメーションのほうに目がいってしまった(映画好きなもんで…)。
3本ばかし見たが、さすがにデッサン力などスキルの高さを感じさせる。
内容的には「House Drawing」という作品が印象的だった。家の中にどんどんものが書き込まれていって散らかってゆく様子と劇中に出てくるメルヘンチックな家との対比が胸を突く。下手なVD作品より出来がよいと思うが、家の散らかりように共感してしまっただけかも(笑)。
その、視覚デザイン(VD)のアニメーションでは、「赤ずきんと健康」がユルユルで面白かった。美大のアニメーションではセリフ入りのものは少ないのだが、この作品はセリフに加え、ミュージカル仕立で、なんと歌まで入っている。ストーリーはオオカミに食べられた赤ずきんが、オオカミの腹の中で「内臓の精」(ベレーをかぶった女の子…)に出会い、メタボリックシンドロームを直すため脳へ旅するというもの。セリフ・歌などは、すべて作者(♂)がやっているようだが、イタイ感じがまったくないところが凄い。一見ユルイが侮れない作品だ。
これに対して、いかにもVDらしいキレを見せるのが「音量ワールド」。テレビなんかの音量を示すアイコン(?)の「>>>>」みたいなヤツを擬人化(ちょっと「10本アニメ」に似た姿)した作品でアイデアの勝利。ほか刺繍でアニメーションしている作品とかもありちょっとビックリ。
今回、VDで気になったのはお笑い集団「明日の穴」の三好君の「モザイク」という作品。
追記をみる
投稿者:親方
at 02 :28
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喜多尾浩代ソロダンスパフォーマンス
「第7警察」のあと、速攻でミュージック工房を抜け出し、喜多尾浩代ソロダンスパフォーマンスを見るためアート工房へ。
会場内は特に客席を設けず、支給された座布団を手に自由に座るという形式。ダンサーはもう会場で四つん這いになり、荷札を髪や衣服に取り付けている。これは準備なのか、それとももうパフォーマンスが始まっているのか?注目していると、今度は紙で床を拭きだす。床を拭きながら移動している。
音楽もなくいつの間にかパフォーマンスが始まる。
ダンサーの鍛え抜かれた肉体。音楽がないのでかなり入りにくい演出だ。だが、緊張感は高まる。会場はまるで水を打ったような静けさ。そのなかでダンサーのたてる足音、そして呼吸音だけが響く。
白塗りでこそないものの、バリバリの身体派だ。
客の入りは50〜60人くらい。だが、けっこう観客は引き気味。途中10人くらい出て行ったろうか。実を言うと、私も後半かなり辛い感じになってきたのだが、終盤に音楽がかかり、ぐっと盛り上がった。
時間は1時間チョイくらいだったろうか。なかなか内容の濃いイベントだった。
こういうものをタダで見られるというのは凄い。
で、この後は新天地「Juice」、たこ焼きの「遊楽寺」、KDビル「壇々」、「プランチャ」と回って帰宅。今日起きたらのどが死ぬほど痛い。扁桃腺も腫れてるし〜。ああ、今年はどんな年になるのか…。
←本年1枚目。シッカとボブ。新天地Juiceにて。
投稿者:親方
at 05 :02
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美大祭2日目(第1報)展示
今日は15時に起きて、大急ぎで展示を見る。
コンペの方は相変わらず不作な感じ。かえって課題の展示等の一般展示の方が面白い。コンペの対象を全作品まで広げた方がいいのでは…。いきなり1年の課題とか壁の落書きとか、賞とったりしたら面白い。
今回気になったのは、1年の課題の中の「にぎにぎ」(青木緑)と油絵有志の「シュミラークル No.4」(渡邊真司)という作品。
「にぎにぎ」は風船に粘土かなんか詰めて顔を書いたもの。1年の課題は、そのままでも雑誌の挿絵に使えそうな、洗練したのもあったけど、なぜかこの作品が気になった。うーん、単にカワイかっただけかも…。
油絵有志はさすが有志だけあってレベルは高め。そのなかでも「シュミラークル No.4」は、静物を描いているが、端正でクール。どんな作者か、油絵の模擬店探して、訊いてみようかな…。
あと、絵の題が分からないけど、平松ちなみサンの霧の中にデフォルメされた手足など体の一部か描かれた作品も気になった。
映像では「和音」というのが面白かったがちょっと後半雑だったような…。
日本画1年の落書き。釣谷って誰だ?
いつか美大の落書き調査がしたい…。
投稿者:親方
at 18 :23
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「2x2 Duo Dance」カンパニー7273vs上村なおか
ワークショップに引き続き、土曜はダンスの公演を見てきました。
2人1組で2組の上演をおこなうというちょっと変わった編成。対照的なダンスの2本立てでなかなか楽しめました。
上村なおか/横山愛 「最後の星」
ワークショップからも分かるように、身体にこだわる舞踏系。とはいうものの暗黒舞踏的な土着性とかはあまりなくプレーンでピュアな感じ。でも、ダンスそのものはさすがと思わせるものの、2人のダンサーの関係性がイマイチ理解できなくてちょっと戸惑いが残った。また、演出的にはちょっとエンターテイメントに乏しいような気もする。
多分どうでもよいこと思われるが、どういう訳か巨乳と貧乳の組み合わせで、その辺が妙に気になる(←そんなことでいいのか?)。
カンパニー7273「Simple Proposition」
こちらはスイス(生まれはフランス)の男女。上村なおかの身体へのこだわりに対して、こちらは人間の関係性を風刺したような、知的な(身体的の反対という意味で…)内容。この辺、ヨーロッパ的?
けっこう下ネタっぽいのも入ってます。ダンサーは、ほとんど無表情で淡々と踊っているが、けっこうコミカル。ニヤッとさせる動きが多い。そういえば、間の取り方もショートコントぽいような…。
身体表現という意味ではダンスなんだけど、踊りというよりパントマイムに近い(表現は象徴的・抽象的だが)感じでした。
てな感じでダンスを見て、その後は当然片町へ。
彗星倶楽部で飲んでたらシネモンドの現支配人(ヒゲの若い人)がチラシを持って現れた。この人、毎週のように顔を見るのだが、しゃべるのははじめて。ひとしきり映画、オカルト(大の河童好きだそうだ)などの話で盛り上がってしまった。うーん、なかなか濃い人だ…。
投稿者:親方
at 03 :07
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上村なおかワークショップ続報
という訳で、
上村なおかによるワークショップ「自分の身体をもっと知ろう」に参加してきました。
平成の初めからclubで踊って17年、モダンバレエやコンテンポラリーダンスも大好きな私だが、こういった催しに参加するのは初めて。clubではグラス片手に、在りし日の東八郎よろしくヒョコヒョコ踊っているが、コンテンポラリーダンスに求められる柔軟性と筋力には、からきし自信がない。ワークショップの対象には「大人、中学生以上(特に普段身体を動かすことのない人、ダンスには縁遠いとと思う人、男性歓迎)」とあったのに勇気を得て申し込んだものの、ホントに大丈夫なのかとかなり不安だった。さらにジャージがないので、昔愛用していたアーミーパンツを数年ぶりに引っ張り出して着用したところ、腹回りがかなりきつい。先が思いやられると思いつつ、強引にベルトで締めて会場に向かう。
会場は21世紀美術館の地下にあるシアター21。翌日の公演用に組まれた舞台を使ってワークショップを行う。参加者は若いアベックから初老くらいまで幅広いが、いちばん腹が出ているのは私…。
まずはフロアに横になり体表をできるだけ床につけるという訓練。床にペンキが塗ってあってできるだけ体全体にそれがつくようにするというイメージ。さらにアバラ骨を動かしたり形を確かめたりとかで骨格を意識する。また、足の指と手の指を組み合わせたり、片足ずつ苗字と名前を同時に書いてゆくということで思い通りに動かない肉体を認識。最後はできるだけ壁や床に触りながら、地下からの階段を上がり美術館の外へ。ほとんど「エル・トポ」の地上へ出てくるフリークスといった状態である。やー、かなりアブナイ感じだったと思う。射殺されないでよかった。やってる方だったので写真が取れなくて残念だが、写真があったらあったでこっぱずかしくて見れないと思う。
clubでのダンスは、私にとって「私と肉体は一体であり不可分のものである」という心身の一体性を確認する行為、いわば精神と肉体を切り離して考える心身二元論に対するカウンターであったのだが、今回のワークショップでの「私である肉体」を再度異化し再認識するという体験により、ダンス歴18年目にしてようやく新しいステップへ進むことができそうな予感(どこへ行こうとしているのだ、俺は?)。ほんと参加してよかった。
このワークショップのあと、久々のユリイカ体験ですっかり気分がハイになってしまって(ユリイカ・ハイですな…)ニヤニヤしっぱなし…。きもちわるーい!
投稿者:親方
at 03 :49
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速報!上村なおかワークショップ
いやあ〜40才メタボリック親父の私がコンテンポラリーダンスの人のワークショップに参加しちゃいました。
内容は初心者向けの「自分の肉体を認識する」というのが中心だったけど、最後は会場のシアター21から飛び出して、21世紀美術館前の芝生で20名の受講生が暗黒舞踏よろしく地面をウネウネ這いずりまわることに…。
私も壁に張り付いたり、木に引っかかってみたりと積極的に参加したが、何だかただのヨッパライ。でも、これを素面で大っぴらにやって見るとホント楽しかった。
って、何か主旨と違うような…。
投稿者:親方
at 21 :41
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草間彌生のカボチャ
月曜日は体育の日でお休み。という訳で21世紀美術館のミュージアム・ショップへ
「2×2DuoDanceカンパニー7223 v.s 上村なおか」(10月28・29日)のチケットを買いにいったのだが、そこで手のひらサイズの草間彌生のPumpkinを発見。発作的に購入してしまった(3,500円)。
草間彌生は大学時代からのファン。実のところ雑誌「夜想」(ペヨトル工房←なつかしぃ〜)からの流れで、絵よりも先に小説「ウッドストック陰茎斬り」を知ったのだが、その小説といい絵といい心の底のパラノイア魂を呼び覚ますものがあって、妙に懐かしいというか、心休まるというか…。はっきりいって私にとって「癒し」のアートです。
ポップアートとか50年代から活躍している人だけど、最近になっても注目され、人気が衰えないのもこの辺に秘密があるんだろうなあ。
で、今日、そのカボチャをペーパーウェイトとして使おうと職場へ持ってったのだが、机の上においておくと、横を通っていく同僚だの上司だのバイトだのが「なにこれ?」と聞いてくる。最初は「草間彌生のカボチャですぅ〜」とか言っていたのだが、考えてみれば草間彌生を知らないから「なにこれ?」という質問が出るわけで、3人目あたりからは「カボチャのペーパーウェイトっス!」と答えることにした。
それにしてもこの注目度にはビックリ。かわいくてポップだけど、どこか不気味で人を不安にさせる不穏さを持っているみたいな(まあ、毒キノコみたいものか?)、この辺にみんな引っかかってくるのだろうか。
このカボチャあと3個くらいショップに残ってます。あなたも21世紀美術館で草間彌生のカボチャをゲットして注目度アップ!
とは言うものの人間的評価は上がらないだろうけど…。
投稿者:親方
at 23 :35
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ねんドルさん
21世紀美術館に
ねんドルさん来たる!
ねんど職人+アイドル=「ねんドル」こと岡田ひとみが21世紀美術館の2周年企画「まるびぃdeパーティ2 2nd Anniversary」で10月8日(日)にミニチュアフードのワークショップを開くとのこと。申し込みは10月5日で定員に達していて、中々の人気。
粘土でミニチュアでフード…ちょっとそそられる組み合わせだよなあ。「ちいさきものはみなうつくし」と清少納言もいってるし、題材も身近なものだから、ねんドルの登場を機会にこれから一般的な趣味として広がっていくような気がする。
ちなみにねんドルさんがミニチュア作りを始めたのは2002年ごろとのこと。今から始めれば、ミニチュアフードブーム到来の暁には(もしかして、もうやって来てる?)、私もカルチャセンターの講師くらいにはなれるかも。
それにしても、ねんドルさんHPのプロフィール、自己主張しすぎ…。誰か突っ込んであげて〜!(下ネタにあらず…)
投稿者:親方
at 00 :56
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大野アート散策
土曜日フルに働いたおかげで、月曜は代休。というわけで醤油とアートの町、大野へ行ってきました。
2〜3年前に醤油アイスを食べに「もろみ蔵」へ行って以来2回目の大野。前にいったことがあるということで、あまり下調べもせず行ったら、迷う迷う…。
五郎島(サツマイモ収穫中)やら粟ヶ崎をうろうろした挙句、ようやく「大野弁吉からくり記念館」の案内板を見つけたはいいものの、大野の町を通り過ぎ「からくり記念館」まで行く始末。「俺が見たいのはこれじゃない」とUターンして、ここで「もろみ蔵」の看板を発見。そういや、前回来たときは冬で雪がつもっててて、今とは景色がぜんぜん違ったよなー。
で、この日のお目当ては、西田茜さんの展示。
糸や布、パッチワークなどを組み合わせたユニークな技法の絵を描いているが、特筆すべきはそのモチーフ。建設中のビルや真上から見た駐車場、タイル張りの床などを描いている。この、なんとなくロシアの構成主義を思い起こさせる無機質さに、素材の質感がからんでおもしろいものになっている。けっこうツボ…。
さらにアトリエや製作中の絵も見せてもらい大満足。本人もカワイイし…。
あと、大野の町中でインスタレーションをしている大谷俊一さんの作品も案内してもらった。途中、大谷さん本人も加わって作家の解説つき見学となり、随分得した気分。作品は、空き地や建物の隙間に醤油の1升ビンを積んだものや醤油ビンに稲ワラや麦・赤や白い玉をくくりつけ軒につるしたものなど大野の漁業や醤油にまつわるもの。さりげなく詰まれた醤油ビンに照明がはいるととたんに幻想的な雰囲気になる。
「町並みアート」なんて言葉はよく聞くが、町中に単に作品を並べるのではなく、町とアートがシームレスにつながる感じがしておもしろかった。
この展示は10月9日まで。8・9日はイタリアンBARも開設されるらしいので、また日曜日にでもいこうかなぁ…。
投稿者:親方
at 01 :49
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「珍しいキノコ舞踊団×ジャスティン・カレオ「3mmくらいズレてる部屋」」
ハイ、見てまいりました。結局、一人で…。まあ、イイ舞台だったからイイです。
という訳で、コミカルでポップで楽しい舞台だったのだが、思いのほか、肉体派というか舞踏系というか骨太な感じを受けた。
ベースはモダンバレエだけども、ゆっくりとした動きも多く、暗黒舞踏(坊主で白塗りの人たち)なんかに代表される舞踏系もちょっと入ってて、スマートさよりも、カッコ悪さを含めた肉体性を前面に立ててる感じ。「珍しいキノコ舞踊団」は「ドレミのテレビ」で見たくらいのなのだが、こういう感じとは思わなかった。
でも、本領はやっぱりバレエ系みたいで、中盤の激しいダンスでは水を得た魚といった感じでキレがある動きを見せてくれた。やっぱ、バレエ系、スキルあるよなあ。ポージングなんかもキマってるし。
内容は、女の子5人の日常生活を描いたような作品。ダンスの合間に5人の世間話(日本酒とかおいしい店の話とか。あと、ホテルの支配人の話には笑った。)なんかが入っていて楽しい。女性的なのだけども、クラシックバレエのような男性の視点からの弱々しく色っぽい女性ではなく、男性の目の届かない女子校の本音の女性といった感じ。こういうところは、特に女性には共感持てるんじゃないかと思う。
ジャスティン・カレオの舞台装置(絵本ぽい感じの机、椅子など)も中々面白かった。足が2本短い机にスツールなんかをかますと、水平になったりと、いろいろ動きのある使われ方をしていて効果的。
それにしても、1人だけパンツはいてたショートカットの子、
山田郷美サンですか?かわいかったなー。ウッカリするとそっちばかり見ちゃうんで弱った…。
珍しいキノコ舞踊団
投稿者:親方
at 04 :01
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