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2007 年06 月28 日

病気を探して…

先週の土曜、草刈りボランティアのあと、私は、趣味の顕微鏡の標本(=植物の病気)を求めて河北潟周辺をさまよっていた。

元々は仕事で野菜などの病害診断を迅速かつ正確におこなうために導入した顕微鏡であったが、事務職へ異動させられた今となっては完全に趣味の道具。専用のデジカメ(と言うか撮影システム)まで導入したのに〜。

まあそんな訳で潟から農業試験場周辺をウロウロしていたのだが、見つけましたよ〜絶好の穴場を!

それは、県が主催してる就農準備校「アグリ塾」の体験農場。
週1回集まって講義を受け、割り当てられている自分の菜園を管理するといった内容らしいが、週1回ペースのため、なかなか管理がゆき届かないため害虫・病気がかなり出ている…。

ここなら、病害虫防除指導をする代わりに病気がもらえそう。ぬーん、社会貢献と趣味の両立…。

キスジノミハムシキスジノミハムシ。
甲虫類だがダイコンなんかの葉をかじる。幼虫も土の中で根をかじり、ダイコンなどでは品質を著しく落としてしまうので、どちらかというと幼虫の方が恐れられている。
それにしてもこんなイッパイいるのは初めて見た。大概はイモムシを退治する農薬で、巻き添えを食って死ぬことが多く、成虫が大発生するというのはあまりないのだが。

下はメロン(ウリ?)。若干しおれかけていて、株元が変色してヤニが出ている。粉っぽいカビらしきものも見えるので、たぶん「つる割病」ではないかと…割れてないけど。栽培者の人がいなかったのでサンプルが採れなかった…。

メロンつる割病(全体)メロンつる割病(病斑部)

下はパプリカの葉に出た病気。病斑のツブツブ感がいかにも病気です。
ピーマン輪紋病(病葉)ピーマン輪紋病(病斑表)ピーマン輪紋病(病斑裏)

で、これが顕微鏡で見たところ。左から柄子殻(胞子をつくる器官)、柄子殻の断面、胞子(分生子)。
パプリカ(ピーマン)につく病気で、殻をつくり、分生子が1細胞のものというふうに当てはまる病気を探していくと「ピーマン輪紋病」が当てはまった…って、輪紋じゃないじゃん(マニアックな一人ツッコミ…)。
まあ、あまり見かけない病気だけどたいしたことはなさそうです。
ピーマン輪紋病(柄子殻)ピーマン輪紋病(柄子殻断面)ピーマン輪紋病(分生子)

と言う訳で土曜毎にアグリ塾体験農場におじゃましようかと…。

投稿者:親方
at 03 :38| 日記 | コメント(1 ) | トラックバック(0 )

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今夜はパーセプター!!

投稿者: ナノ刑事 : at 2007 /06 /28 22 :41

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